先日富士通のノートパソコンMG75UNの画面故障でパソコン修理の依頼をしていただきました!
実際の修理依頼から作業完了までの流れを記載いたしますので同じような症状でお困りでしたら是非参考にして頂ければと思います。
バックライト交換修理の実績
【お問い合わせ内容】
「電源を入れると画面が赤く起動する。
しばらくするとバックライトが消えてうっすら表示になる。」
SXGA+(1440+1050)の液晶パネルです。
見積りと納期をお知らせください。
よろしくお願いします。
以下の画像はパソコンをお預かりし電源を入れただけの状態になりますが、通常は白く表示される部分が赤くなっていることがわかります。
パソコンの画面が赤くなる原因、対処法は?
ノートパソコンを使っていると画面が突然赤く表示されるようになってしまうことがありますが、主な原因は液晶自体の故障かバックライト故障です。
最近のパソコンに使われている液晶はLEDになっているために画面が赤くなってしまった場合は液晶交換となりますが、少し前のパソコンの場合は液晶交換ではなく、液晶の内部に入っているバックライトだけを交換することが可能です。
Windows XP、Vista時代のパソコンであればほぼLED液晶ではないために、画面が赤くなってしまった場合はバックライト交換になるのですが、画面が赤くなってしまう原因は劣化です。
パソコンが故障してしまうと真っ先に相談するところといえば購入店やメーカーになると思いますが、どちらの場合もバックライトのみを交換する方法はしておらず修理依頼をする場合は液晶パネル交換になりますので修理代金は非常に高額になってしまいます。
ですので少しでも安く液晶修理をする場合はバックライト交換ができるお店に依頼するのが大前提です。
上記は少しだけ分解をし液晶フレームと液晶ケーブルを外しておりますが、バックライトだけを光らせてみた画像です。
家庭の電球が切れる合図はチカチカしたり完全につかないといった症状になると思いますが、パソコンの場合も症状は似ていてチカチカしたり、うっすらとしか映らなくなることがあります。
家庭の電球では赤くなる事はないと思いますが、パソコンの場合は画面が赤くなる事もあり、その場合はバックライトが劣化している合図になるのです。
液晶パネルによりますが、バックライトは爪楊枝と同じくらいの太さになっており、縦方向ではなく横方向に1本か2本入っております。
1本だけ劣化している場合もありますが、修理をする場合は1本だけではなく2本交換することをお勧めいたします。
今回の騎手MG75UNの場合は1本でした!
上記が液晶パネルより取り外したバックライトになりますが、先端をよく見ると黒くなっていることがわかります。
家庭の蛍光灯も交換する際は同じように黒くなっていると思いますが、寿命という事です。
バックライトの寿命はどのくらいなのか?
よく寿命はどのくらいと聞かれることがありますが、正直言ってしまうと使い方次第と思います。
スリープ状態で全く電源を切らない方もいれば使用時間が1週間で30分の方もいますので。。
今までの経験からするとパソコンを購入してから5年くらいと感じておりますが、これはWindows XPやVistaの時代のパソコンに言える事であって最近のLED液晶には当てはまりません。
LEDは省電力を売りにしているので10年はOK?と思われますが、購入してから1年足らずでバックライト切れで修理依頼をいしていただく場合もあります。
FANに埃が詰まっていてパソコン内部に熱がこもり液晶に影響する可能性もゼロではないためにはっきりとした回答はできないですね。
当社に依頼をしていただくパソコンは最新モデルから10年前のパソコンまで色々とありますが、10年前のパソコンでもバックライトに劣化が感じられない方もいらっしゃいますので、一言で言うと使い方次第な気がします。
赤くなってしまっていたバックライトを新品のバックライトに交換をし、パネル単体で光らせてみた状態です。
バックライト交換前の画像と見比べて頂ければ違いは明らかですね。
バックライトは本来この状態で正常ですが、劣化すると赤くなったり、チカチカしたり、うっすらとしか映らなくなってしまいます。
バックライト交換をする際は埃やゴミが入らないように慎重に作業をする必要がありますが、万が一上記の状態で光らせてゴミが混入している場合は再度分解をし組み込みをし直すために、バックライト交換は非常に手間のかかる作業になっております。
完全に元の状態に組み直しをし、パソコンの電源を入れさせていただきました。
バックライト交換前は画面が赤くなってしまておりましたが、部品交換をした事で正常な色合いで表示されるようになり、明るさも戻っておりますね。
【バックライト交換の補足】
今回の症状はパソコンの画面が赤くなってしまうと言う事でしたが、バックライト故障でも画面が赤くならないこともあります。
よくある症状としては「画面がうっすらとしか映らない」ですが、
この症状の場合も今回の修理方法と全く同じになりますので金額に変わりはありません。
ただし、うっすら表示の場合はバックライト故障以外にインバーター、液晶ケーブル。マザーボード故障の可能性もありますのでその場合は納期、金額は異なっております。
パソコンの画面が赤い場合の修理料金は?
バックライト交換の場合は約2万円です。
修理が難しいと言われているPanasonicのLet’s noteシリーズにも対応しておりますが、メーカー問わず修理料金は同じになっております。
一部バックライト交換に対応できない機種もありますのでご了承くださいませ。
画面が赤い場合の修理納期はどのくらい?
バックライトは長さがありますので機種によって使う部品が異なります。
ある程度の長さで部品のストックをしておりますので最短期間は当日修理です。
万が一部品が欠品している場合は取り寄せを行いますが、平均期間は数日から1週間以内となっております。
お急ぎの方でも早急に対応できる可能性はありますのでお気軽にご相談くださいませ。