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MacBook Pro 2015年モデル 画面が映らない修理実績
MacBook Pro 2015年モデルの画面が映らなくなったということで、パソコン修理のご依頼をいただきました。
今回の修理は大阪府からのご依頼につき、宅配便を利用して送っていただいたケースです。
2015年モデルはアップル公式ではヴィンテージ扱いとなり、修理受付が難しい場合がありますが、当社では年式を問わず対応しておりますので、修理先にお困りの場合はぜひご相談ください。
MacBook Proの画面が映らない修理実績
【故障のお問い合わせ内容】
電源を入れた際、起動音は確認できるものの画面が全く映らなくなってしまいました。

2015年モデル13インチは、リンゴマークが光る最後のMacBook Proとして知られています。
お預かり後、電源投入してもしばらく経っても画面表示がなく、HDMIケーブルを使用して外部ディスプレイに接続してみたものの、外部でも映る様子は確認できませんでした。
外部モニターでの映像確認ができれば液晶パネル交換の検証が可能ですが、現時点ではロジックボード側の不具合の可能性も考えられます。
調査の結果、今回の原因はロジックボード故障と判明しました。
ロジックボードはキーボード上部の主要部品で、Macのメイン基板となります。
新たに用意したロジックボードに元のSSDを組み込むことで、修理後はいつも通りのデータでご利用いただける状態に復旧いたしました。

画面が映らない場合に確認するポイント
故障の切り分けは大きく以下の2点がポイントです:
1. 電源が入っているか?
画面が映らない場合、電源が入っているかの判断は難しいですが、MacBook Pro 2015年モデルでは電源が入るとトラックパッドのクリック感が確認できます。
一方、2012年~2014年モデルは、電源が入っていなくてもクリック感があるため、判断が難しくなります。
2. 外部モニターに映るか?
電源が入っているのに画面が映らない場合、HDMI端子を利用して外部モニターに接続してみてください。
外部モニターに映る場合、液晶パネルの不具合の可能性が高く、映らない場合はロジックボード故障の可能性が高まります。
修理店で見積もりを依頼する際は、液晶交換の費用なども併せてご確認ください。
2016年以降のMacの場合はどうなるの?
基本的な故障の切り分けは同様ですが、2016年以降のMacBook ProはSSDがロジックボードに内蔵されているため、データの取り出しが困難です。
2015年モデルでは、SSDを取り外し他のパソコンでデータ復旧が可能ですが、2016年以降はバックアップの重要性が増します。
当社では、データ消去を基本とせず、データ保持を重視した修理を行っております。
画面が映らないMacBook Proの買取も可能
当店はパソコン修理店ですが、画面が映らないMacBook Proの買取も行っております。
故障状態で通常の買取店に査定依頼をするとジャンク品扱いになりがちですが、当社では使用可能なパーツとして査定を行うため、減額査定でお悩みの場合はぜひご相談ください。