MacBook 12 A1534のスピーカー交換 音が出ない修理

AppleのノートパソコンMacBook 12 A1534のスピーカーから音が出なくなってしまったということで修理の依頼をしていただきました。
MacBook 12インチの修理自体は何百台と行ってきておりますが、スピーカー故障は数えるほどしかないですね。

 

MacBook 12 A1534のスピーカー交換修理実績

【故障のお問合せ内容】
スピーカーから音が出ないのと、バッテリーの劣化があるので両方を修理して欲しいです。

状態の確認をするために電源を入れさせていただきました。
キーボードの最上段右側にスピーカーの音量を調節するボタンが3つあるのですが、ボリュームを上げたり下げたりするボタンを押しても全てミュートの状態になってしまうことが確認できました。
通常はボリュームを上げたり下げたりと出来るのですが、ボタンを押しても丸に斜線が入った表示が出るだけで全く機能していない状態でした。

現時点ではスピーカー故障、もしくはロジックボード故障のどちらかと判断しておりますが、まずは切り分け調査として簡単なスピーカー交換をしていきたいと思います。

MacBook 12 スピーカー交換

黒い基板がロジックボード、上側の黄色い部分の左右がそれぞれがスピーカーとなっております。

左右のスピーカー交換をさせていただき一度電源を入れて音がでるかの確認をしましたが、問題なくキーボードの操作もでき、音量の上げ下げも問題ないことが確認できております。
ですので、今回MacBook 12から音が出なかった原因はスピーカー故障ということがわかります。

続いてバッテリーの劣化具合を確認していきたいと思います。
左上にある「このMacについて」からバッテリーの詳細を確認してみると、「修理サービス推奨」と表示されておりました。
これは画面上からバッテリーの劣化具合を確認できる項目になるのですが。「修理サービス推奨」や「バッテリーの交換修理」と表示されている場合はバッテリーの劣化となりますので交換が必要です。

全く表示あされない状態でもバッテリーが劣化していることがよくあります。
トラックパッドが普段と違い押しづらくなっている場合はバッテリーが膨張している可能性もありますが、画像のように表示が出てこなかったりしますので、不具合を感じるようでしたらマックの専門店に相談をされてみてください。

MacBook 12 A1534のバッテリー交換をさせていただきましたが、こちらも正常に機能するようになりました。

今回の修理ではバッテリー交換とスピーカー交換を行っておりますが、どちらもデータには関係がない修理となりますのでそのままデータは残した状態で完了となりました。
MacBook 12インチモデルは SSDという物理的なパーツがなく、データはロジックボードに埋め込まれております。
ですので、万が一MacBookの電源が入らなくなってしまった場合はデータの取り出しがかなり困難になってしまいますので、日頃からバックアップを取ることをお勧めしている一台です。

 

MacBook 12インチの修理にかかった日数、時間は?

作業内容としてはスピーカー交換とバッテリー交換の二つになりますが、検証から修理完了、その後の様子見まで含めて2時間半程度となっております。

 

MacBook 12の買取も可能

当店はパソコン修理店になりますが、スピーカーから音が出ないMacBook 12の買取も行なっております。
今回のように故障がある状態で通常の買取店に買取査定をお願いすると、ジャンク品扱いという形になってしまい、思ったような買取金額にならないかと思われますが、当社では使えるパーツとしての査定を行うために減額査定でお悩みの場合は一度当社で買取査定の依頼をして頂ければと思います。  

 

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