MacBook 12 (A1534):ヘタったバッテリーも交換で寿命回復!【修理事例】

MacBook 12 (A1534):ヘタったバッテリーも交換で寿命回復!【修理事例】

ノートパソコンで仕事やプライベートをする方にとって、バッテリー駆動時間は非常に重要なポイントです。特に持ち運びが前提のMacBookシリーズでは、バッテリーのヘタリが進むと外出先で不便を感じるようになります。

今回ご紹介するのは、群馬県にお住まいのお客様より「最近バッテリーが著しく劣化し、交換を検討している」というお問い合わせがあった、MacBook 12 (A1534)の修理事例。
購入から時間が経ってきて、満充電でもあっという間にバッテリーが切れる」「バッテリー交換費用を知りたい」などのリクエストにお応えする形で、バッテリー交換を行い、再び長時間駆動を取り戻したケースです。


1. 依頼内容:MacBook 12 のバッテリーがヘタってきて交換を検討

ご依頼主様は、群馬県からの宅配修理をご希望で、MacBook 12 (A1534)を日常的に使用中。
ここ数カ月で、充電持ちが激減し、作業中に突然シャットダウンすることもあるとのこと。「バッテリーが寿命を迎えているのでは」と感じ、修理店に費用や作業内容を問い合わせされたそうです。

MacBook 12 (A1534) はコンパクトで軽量化されたモデルですが、その分、バッテリーが筐体に強く接着されている場合が多く、自力での交換は結構困難
専門の修理業者に依頼すれば、データをそのままに保持しながら、新品バッテリーへ交換できるメリットがあります。


2. バッテリー劣化の症状:充電サイクル数や挙動から判断

バッテリーが劣化しているかどうかを見極めるには、Macの「システム情報 → 電源 → 充電サイクル数」や「バッテリーの状態」を確認する方法があります。
また、満充電しても使用時間が極端に短いパーセンテージが急激に変動するなどの兆候も要注意。
劣化が進むと、最悪の場合、バッテリー膨張でキーボードやトラックパッドが押し上げられるトラブルもあり、早めの交換が安全面でも推奨されます。

今回のお客様は「駆動時間が著しく短くなった」という動作面での問題を体感。
ACアダプタを常時接続しなければ使えないのは、モバイル用途での大きなデメリットとなるため、バッテリー交換を決断されたとのことです。


3. 修理方法:MacBook 12 (A1534) バッテリー交換の手順

Apple製品は筐体が薄く、内部構造も緻密に設計されているため、バッテリーの固定箇所に強力な粘着テープやネジが使われている場合が多く、初心者が自己流で交換を試みるのは危険です。
以下は修理店での一般的な作業フローです。

  1. 電源オフ・通電カット
    MacBookの電源を切り、ACアダプタやUSB-Cケーブルを外してバッテリー残量を極力0に近い状態にします。
  2. 底面カバーを外す
    特定の星形や特殊ネジで固定されている底面を外し、内部パーツにアクセス。
  3. バッテリーコネクタの取り外し
    メインボードとバッテリーを繋ぐケーブルを慎重に外します。衝撃を与えると基板にダメージが及ぶ可能性もあるため細心の注意が必要。
  4. 古いバッテリーの除去
    MacBook 12の場合、バッテリーセルが複数に分かれて薄く広がっており、接着剤でしっかり固定されているため、専用の溶剤や工具で丁寧に剥がします。
  5. 新しいバッテリーの装着
    適合するバッテリーを同じ位置に固定し、コネクタを再度接続。位置ずれや配線の干渉がないか確認します。
  6. 動作テストと組み立て
    電源を入れてバッテリーの認識や充電動作を確認。問題なければ底面カバーを戻して作業完了です。

4. 修理後の状態:駆動時間が回復、モバイル用途での安定度アップ

下記は修理後のMacBook 12 (A1534)の写真です。

MacBook 12 バッテリー交換

新品バッテリーへの交換により、ACアダプタを外しても十分に稼働できる時間が戻り、外出先でのカフェ作業やプレゼンなども安心して行えるようになりました。
OSやデータはそのままのため、ユーザーが再インストールや設定をやり直す手間もありません。


5. バッテリー交換費用や納期の目安

MacBook 12 (A1534) バッテリー交換の費用は、部品の在庫状況などで変動しますが、2万円台が相場となるケースが多いです。
修理期間は、部品が国内在庫にあれば数日で完了することもありますが、取り寄せが必要な場合は1~2週間かかることも。
お急ぎの場合は事前に修理店へ相談してみましょう。


6. MacBookバッテリー劣化を防ぐコツ

せっかく新品バッテリーへ交換するなら、できるだけ長持ちさせたいものです。
以下のポイントを日常的に意識することで、バッテリー寿命を延ばす手助けになります。

  • 高温環境を避ける
    車内など極端に暑い場所に放置すると化学的劣化が進行しやすい。
  • 満充電のまま放置しない
    100%充電のまま長期間ACアダプタを繋ぎっぱなしは好ましくない。
  • 使い切り(0%)をなるべく避ける
    完全放電を繰り返すとサイクル寿命が早まる。20~80%の間で運用するとバッテリーに優しい。
  • 定期的にキャリブレーション
    フル充電から使い切り→再度フル充電を行うことで、システムのバッテリー残量認識が正確になる。

今回の事例では、群馬県のお客様から「最近バッテリーがヘタってきて困っている」「交換費用を教えてほしい」というお問い合わせを受けたMacBook 12 (A1534)を、バッテリー交換によって復旧しました。
Apple製品のバッテリーは、独自設計による薄型化・強力な接着などで一筋縄ではいかない部分もありますが、専門の修理店ならデータやOSをそのままに作業を進められます。

ACアダプタが手放せない状態、電源が急に落ちる、といった症状で悩んでいる方は、買い替えを検討する前にバッテリー交換修理を検討してみましょう。
古いMacBookでもまだまだ現役で使える可能性は十分にあり、費用は2万円台というケースも少なくありません。

当店ではMacBookを含む各種ノートパソコンの液晶修理、バッテリー交換などに対応し、宅配修理にも対応しております。
データを消さず、短期間で修理してほしい」という方はぜひご相談ください。