MacBook Proを使用中に、雨や水がかかってしまうなどで水没・水濡れが原因となり、ディスプレイに異常が出たというお問い合わせをいただきました。
今回の例では、画面が一部暗くなったり表示が乱れてしまうなど、表示不良が起きているとのこと。MacBookの水没は、内部基板への浸水はもちろん、液晶パネルへの影響も出ることがあり、状況によって修理方法や費用が大きく変わります。
MacBook Pro 水に濡れて表示不良になった修理実績
【故障のお問い合わせ内容】
先日、外出時に雨に降られてしまい、持っていたMacBook Pro(13インチ)のディスプレイに水滴が入ってしまいました。
そのまま乾燥させて使っていたところ、液晶がぼやけたり、黒い横線が出るようになってしまい、安定せず大変使いづらい状態です。
ディスプレイ自体を修理または交換してもらえる業者を探していますが、概算の費用や修理期間を教えていただけますでしょうか?

今回の水没による故障は、特に画面表示の乱れが顕著になっているケースです。通常、水が内部に入り込むと、ロジックボードやキーボード下の基板部品がショートして電源が入らなくなるケースも多く見られます。
ですが、この事例では電源は入るものの、画面に線やノイズが出たり色の異常が出てしまうとのことでした。
外装に水跡は見られなくても、ディスプレイ周りの配線や内部基板に影響が出ると表示不良に直結します。
まずは、Macが本体側で正常に動いているかを確認するため、外部モニターに接続してみます。もし外部ディスプレイで問題なく表示される場合は、ロジックボード(マザーボード)やSSDなどのストレージ、メモリは正常で、ディスプレイ側に問題があると判断できるわけです。
今回も外部ディスプレイ側ではまったく問題なく映ることが確認されたため、液晶パネル周りの故障が主な原因と見られます。
ただし、水濡れによるトラブルの場合、時には液晶パネル内部の配線のみならず、ディスプレイ上半身全体、あるいは液晶ベゼル内にあるフィルムや、さらにはロジックボード側のコネクタ・ケーブル部へのダメージなど、複数の要因が重なることもあります。
よって一度ディスプレイ全体を検証した上で、どの部品を交換すべきかを確定していく流れとなります。

作業としては、MacBook Proの画面(液晶パネル)を取り外して新しいパネルに交換し、再度表示テストを行います。結果として、液晶パネル自体を交換することで不具合が解消し、正常に発色・表示されるようになりました。ノイズや線なども消え、元のMac OS画面がしっかり映るようになったので、原因はディスプレイ内部の水濡れ・損傷だったことがわかります。
今回のケースでは、ロジックボードやキーボード周りへの重大な浸水はなかったため、修理範囲は液晶パネル交換のみで済みました。また、当店で修理を行う場合、基本的にハードディスク(SSD)やOSの初期化は行わず、データを残した状態で修理作業を進めます。修理後はお客様が利用していた設定やファイルがそのまま残るので、返却後にすぐ使用いただけるのがメリットです。
MacBook Proの水濡れ修理にかかった期間は?
今回の修理は、「画面が不安定になったがロジックボードは無事」という状態であり、液晶パネル交換のみを行う比較的軽度な事例でした。
そのため部品の在庫があったことも影響し、作業自体は約2日で完了しました。
もしロジックボードやキーボードの方にも水没のダメージが及んでいた場合、追加の調査や取り寄せが必要になるため、2週間ほど要することもあります。
水没は時間の経過とともに腐食やサビが進む可能性があり、初期対応によって故障範囲が増減することがあります。もし水濡れ後に電源が入らない、あるいは表示がおかしいなどの症状が出た場合は、なるべく早めに対処されることをおすすめいたします。
MacBook Proの水濡れでも買取は可能です。
当店はパソコン修理店ですが、壊れてしまったMacBook Proやその他のノートパソコンを「ジャンク」として買取することも行なっております。
通常の買取店だと、水没痕のあるMacは大きく値が下がってしまいがちですが、当社では再利用できるパーツとしての査定を行います。
液晶パネル以外にも基板やSSDなど、有効な部品が残っていればその分をプラス査定できる可能性があります。
修理の見積もりが想定より高額になってしまい、買い替えを検討される際などにも、一度当社の買取査定をお問い合わせください。
不要になってしまった水濡れMacを少しでもお得に処分したい方は、ぜひご検討いただければと思います。






