Mac 表示不良の線とストライプの線の故障の違いは?

Macを使っていると突然画面に線が入ってしまうことはありますが、線が入ったからといって液晶故障とは限りません。
画面が壊れた時に発生する線と、他の部分が壊れた時に発生する線の違いを検証していきたいと思います。

上の画像はMacBook Airとなりますが、線が入っていて表示不良が発生していることがわかります。
線が入る場合は画像と同じパターンではなく色々なパターンもありますが、明らかな線の違いはストライプに線が出ているか、出ていないかです。

また、パソコンに衝撃が加わってしまうと液晶が割れてしまうことがありますが液晶針により線が入ってしまうこともありますがこれはストライプの線とは種類が異なります。

上の画像はMacの画面にストライプの線が発生していることがわかります。
先ほどのMacBook Airに線が入った画像と比較をすると表示不良としては同じですが、線の種類が異なります。
ピンク色のストライプが発生している状況で最も考えられる故障箇所はグラフィックチップとなりますが、上の画像の場合は液晶故障が考えられます。
これは今までの修理実績から判断した内容となりましたが、9割の確率で当てはまります。
上の画像の場合は電源を入れると表示不良が発生しますが、そのまま放置をしても症状が一向に変わることはありません。
逆に下のストライプが入ったMacの場合はそのまま放置をすると電源が落ちたり再起動を繰り返すといった明らかな変化が確認できます。
このストライプが発生するのはノートパソコンの場合だけではなくiMacなどにも共通する原因となりますが、大半がロジックボード故障となります。修理の場合は高額な内容になりますので買い替えを視野に入れることもありますが、修理方法としてはロジックボード交換もしくはグラフィックカード、グラフィックチップの修理、交換が必要です。

 

外部ディスプレイに接続する事である程度は自分で切り分けをすることが可能!

画面に線が入ってしまった場合、テレビやデスクトップなどに使われる外部モニターがあればHDMIケーブルなどを使って接続してみることをお勧めいたします。
外部ディスプレイの方で線がなくなり正常に表示、起動されるようであれば高確率で液晶修理をすれば今までのように使うことが可能となります。
逆に外部ディスプレイの方でもストライプの線が発生するようであればやはりロジックボード故障は濃厚です。

比較的高年式のMacであれば画面にストライプの線が発生する事はなかなかありませんが、2010年から2015年あたりのMac(ノート、デスクトップ共通)で画面にストライプの線が発生する場合は注意が必要です。
一度でも画面にストライプ状の線が発生するようでしたら今後の事を考えてバックアップを取っておく事をお勧め致します。