MacBook Air M1 (2020年 A2337)のバッテリー交換修理

MacBook Air 13インチ M1チップA2337 2020年モデルのバッテリー交換修理

 

MacBook Air 13インチ M1チップ A2337(2020年モデル)のバッテリー交換のご依頼を承りました。
最近のMacBookシリーズは高性能で、特にM1チップ搭載モデルは動作速度や省電力性などで高い評価を受けています。しかし長年使用していると、どうしてもバッテリーが劣化し、「修理サービス推奨」と表示されるケースは少なくありません。

当社なら、データをそのまま残した状態でバッテリー交換を行いますので、修理後はご自身で面倒な初期設定をする必要もなく、即座にMacBook Airを使い始めることが可能です。
修理先をお探しの際は、お気軽にご相談いただければと思います。

ちなみに2020年モデルのA2337はM1チップ搭載の初代機種として話題になりましたが、M2チップや最新のM3チップ登場後も、まだまだ十分なスペックで使える人気モデルです。
バッテリーが劣化した場合でも交換さえすれば快適に動き続けることが多いため、買い替えを検討する前にまずはバッテリー修理も選択肢に入れてみてください。

 

2020年MacBook Air A2337 画面と本体裏面の分解とバッテリー交換

 

【故障のお問い合わせ内容】
バッテリーのみだと電源が入らず、ACアダプターに接続しないと起動できません。また、バッテリー項目を確認すると「修理サービス推奨」の表示が出ている状態です。
このようにシステム設定のバッテリー情報で「修理サービス推奨」や「交換が必要」などと表示された場合は、かなり劣化が進んでいると判断されます。
MacBook Airの場合、バッテリーが内蔵式になっているため分解をしなければ交換ができない構造となっており、自己流で行うには難易度が高めです。

 

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MacBook Airをお預かり後、状態を確認したところ、想定通りバッテリーに深刻な劣化があることがわかりました。
MacBookを常にACアダプターにつないで使うことは可能ですが、モバイル用途ではバッテリーの持ちが悪いために実用性が落ちてしまうでしょう。
新しいバッテリーに交換することで、駆動時間が大幅に回復しストレスなく外出先で作業ができるようになります。

 

分解手順とバッテリー取り外し

 

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MacBook Airの場合、裏蓋を開けるとすぐに基板やバッテリーが見えますが、バッテリーは特殊な両面テープなどでしっかり固定されています。
画像のように、まず裏蓋を外し、バッテリーと基板を繋ぐコネクターを外して作業を安全に進めていきます。
最近のMacではバッテリーを剥がすときに破損しないように工夫された両面テープが使用されていますが、引き抜く角度や速度を誤ると、テープが途中で切れたり、基板やケーブルを傷つけてしまうリスクがあります。

さらに、MacBook Airは精密な設計が施されているため、内部パーツがぎっしり詰め込まれています。作業中に周囲のケーブルやコネクターを引っ掛けないよう、非常に注意が必要です。
そのため、DIY感覚でバッテリー交換を行おうとすると、思わぬ破損リスクがあることを覚えておいてください。

 

バッテリー交換作業と新品部品の取り付け

 

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当社では事前にMacBook Air A2337用のバッテリーを取り寄せた後、実際にパソコンをお預かりして交換作業を行います。
バッテリーの下にはテープが仕込まれており、ゆっくりと剥がすことで取り外すことが可能です。
交換後は同じ構造でしっかりと装着し、再度両面テープや固定ネジなどを使って装着を完了させます。

バッテリーを取り替えたら、通電や充電のチェックを行い、システムプロファイル上で正しく新品バッテリーが認識されるかどうかを確認します。
この際、バッテリーの初期充電をある程度行うことで、その後の充放電サイクルがスムーズになるように準備します。

 

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交換前には「修理サービス推奨」の表示が出ていたバッテリー状態もしっかり改善し、交換後はエラー表示や警告が出なくなりました。
これにより本来の駆動時間に近いパフォーマンスを発揮し、アダプターなしでも快適に作業が行えます。

 

バッテリー交換後のMacBook Air

 

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バッテリー交換を完了したMacBook Air A2337は、再起動してみるとアイドル時でも消費電力が少なく、長時間稼働できることを確認しました。
データやOSの設定を一切変更することなく修理を終えておりますので、お手元に戻った瞬間からそのまま普段通りに使用できます。

当社の修理では、ハードウェア部分(今回はバッテリー周り)のみを取り扱い、ソフトウェアの再インストールや初期化などを行いません。
そのため、アプリやデータの移行作業も不要なので、ご依頼者にとって非常に便利です。

 

MacBook Air A2337 (2020年式)のバッテリー交換にかかった時間は?

 

バッテリーを取り寄せる関係上、パソコンをお預かりしてから部品が到着するまでに数日ほどかかる場合があります。
しかし、部品の在庫がある時にご依頼いただければ、作業自体は約45分~1時間程度で対応できるケースが多いです。
今回のケースでは取り寄せ期間含めて3日かかりましたが、在庫状況次第でさらに早まることもあります。

もし急ぎでバッテリーを交換したい、あるいは仕事で使うためにすぐ修理したいという場合には、事前に在庫確認のお問い合わせをいただけるとスムーズに進みます。
複数のMacを使われている方や法人の場合は、まとめてご相談いただくことで、全体スケジュールを調整しやすくなるメリットもございます。

 

バッテリー故障があるMacBook Air A2337の買取も可能

 

当店はパソコン修理店になりますが、バッテリー故障があるMacBook Air A2337の買取も行なっております。
今回のように故障がある状態で通常の買取店に査定をお願いすると、ジャンク品扱いのため希望の買取金額に達しないことも考えられます。
しかし当社では使えるパーツを活用できるため、減額査定の悩みを解消できる可能性がありますので、処分を考えている方は一度ご相談ください。

バッテリーが劣化しているだけで、他のパーツが問題ない場合は再利用価値が高いケースも多く、中古市場での需要があるモデルです。
特にM1チップ搭載の初期モデルはまだまだ人気があるため、バッテリー交換や修理を前提に査定すると相応の金額が期待できます。
処分・買取を検討中の場合は、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

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