【HP ProBook 450 G10】床に落として液晶が割れた!液晶パネル交換で画面復旧|愛知県からの修理事例

【HP ProBook 450 G10】床に落として液晶が割れた!液晶パネル交換で画面復旧|愛知県からの修理事例

 

ノートパソコンの画面割れは、思わぬアクシデントで突然発生し、作業や業務に大きな支障をきたすトラブルのひとつです。
今回は愛知県からお持ち込みいただいた「HP ProBook 450 G10」の液晶割れ修理事例をご紹介します。
お客様からは「床に落としてしまい、画面が割れてしまった。電源は入るけれど、映像の大部分が乱れてしまっている」とのご依頼を受けました。
ProBookシリーズはビジネス向けモデルとして堅牢性に優れているイメージがあるものの、強い衝撃が加われば画面が簡単に割れてしまうことも。
しかしながら、液晶パネルの交換を行えば、ほとんどの場合は問題なく復旧できるのが特徴です。
ここでは、修理の流れや費用の目安、再発防止のポイントなどを詳しく解説します。

Probook 450 G10 液晶割れ

上の写真では、ディスプレイに大きなヒビが走り、カラフルな線や帯が縦横に表示されている様子がはっきりとわかります。
黒いカーブ状の滲みは液晶層が内部で破損し、映像が正常に出力できなくなっている状態を示します。
また、画面の大半が線で覆われているため、パソコンの操作や文字の視認が極めて困難。
床に落としてしまったアクシデントの衝撃が集中した結果、液晶パネルが致命的なダメージを受けていると考えられます。

修理後の写真では、液晶のヒビや滲みが一切消え、ProBook 450 G10のディスプレイがクリアに表示されています。
パソコン本体内部のマザーボードやストレージには問題がなければ、液晶パネルを交換するだけで元の状態に近い映像を取り戻すことが可能。
「大切なデータが飛んでしまうかも…」と心配される方が多いですが、液晶交換では基本的にストレージへのアクセスは不要のため、データが消えるリスクはほぼありません。

 

なぜ液晶は割れてしまう?主な原因と注意点

ノートパソコンの液晶は日常的に使われるため、一瞬の不注意や突発的なアクシデントで破損することがあります。
以下は、液晶割れの主な原因と注意すべきポイントです。

 

  • 落下や衝突:
    机や膝からの落下、バッグの中での衝撃など、強い力が一点に集中すると液晶が割れやすくなります。
  • 圧迫:
    重い荷物の下にパソコンを入れて持ち運ぶ、またはバックパックが極端にパンパンだとディスプレイ部分に圧力がかかり亀裂が生じる可能性があります。
  • ディスプレイの開閉トラブル:
    ペンや小物がキーボード面に置いたまま閉じてしまうなど、画面とキーボードの間に物が挟まると簡単にヒビが入ります。
  • 経年劣化:
    長年の使用でヒンジ部分が緩んだり、本体の剛性が低下していると、わずかな衝撃でも液晶が破損するリスクが高まります。

 

HP ProBookシリーズはビジネスシーンでの使用を想定し、比較的堅牢に作られていますが、強い衝撃や落下にはやはり弱い部分があります。

 

修理内容:液晶パネル交換の流れ

床に落として画面が割れてしまったHP ProBook 450 G10を修理するには、基本的に「液晶パネルの交換」が必要です。
修理店での一般的な手順は以下の通りです。

 

  1. 故障診断:
    パソコンを起動し、外部モニターに接続して映像出力が正常かどうか確認します。
    外部モニターでは問題なく映る場合、液晶パネル自体に破損があると断定できます。
  2. 見積もり・在庫確認:
    ProBook 450 G10に合った液晶パネルの在庫をチェックし、修理費用と所要時間をお客様に提示します。
    在庫がある場合は即日~数日、取り寄せが必要な場合は1週間程度かかることがあります。
  3. 分解と古いパネル取り外し:
    ノートパソコンのフロントベゼルやネジを外し、ケーブルを慎重に取り外して破損したパネルを取り外します。
    この作業では、ヒンジや配線を傷つけないよう細心の注意を払います。
  4. 新しいパネルの装着:
    交換用のパネルを所定の位置に取り付け、コネクタをしっかりと接続します。
    仮組み状態で起動し、映像が正常に表示されるかをチェック。
  5. 組み立て・最終テスト:
    問題がなければベゼルやネジを元通りに戻し、最終的に画面表示や解像度の設定を確認して修理完了です。

 

修理費用と期間の目安

HP ProBook 450 G10の液晶交換にかかる費用は、画面サイズや解像度、タッチパネルの有無などによって変動します。
一般的には以下のような範囲を目安とするとよいでしょう。

 

  • 部品代:1.5万~2.5万円程度
  • 作業工賃:5千円~1万円程度

 

合計で2万~3万円程度になるケースが多いですが、在庫状況や修理店の価格設定により前後します。

作業期間は在庫があれば数日で済むことがほとんどですが、取り寄せが必要な場合は1週間前後かかる可能性があります。
繁忙期や予約状況次第で納期が延びる場合もあるので、早めに問い合わせを行い、見積もりとスケジュールを確認するとよいでしょう。

 

メーカー修理と専門業者の比較

液晶割れを修理する際、「メーカー公式修理に出すか、専門業者に依頼するか」で迷う方も多いと思います。

 

メーカー公式修理

純正部品を使用し、一定の品質が保たれますが、物理的な破損は保証対象外となり、有償修理となることが多いです。
また、全国的に修理依頼が集中するため、修理完了までに数週間以上かかる場合も。

 

専門業者・街の修理店

在庫が確保できていれば、即日~数日で修理が完了するケースが多く、費用も比較的リーズナブルに抑えられる傾向があります。
ただし、メーカー保証が残っている場合、非正規修理を行うと保証が切れる可能性がある点には注意が必要です。

 

液晶割れの再発防止策

今回のように落下による衝撃で液晶が割れないようにするためには、日頃の扱い方を見直すことが大切です。

 

  • 衝撃吸収ケースやバッグを使う:外出時に他の荷物と一緒に入れて持ち運ぶ場合、パソコン用のスリーブケースを利用し、画面への圧迫を最小限に抑えましょう。
  • 机の上に置く場所を確保する:端や不安定な場所に置かず、落下しにくい場所で作業するように心がける。
  • 開閉時は両手で慎重に:片手で無理に開閉するとヒンジ部分に大きな負荷がかかり、画面全体が歪んで破損リスクが増します。
  • 定期的なメンテナンス:排熱が悪くなると内部温度が上昇し、外部からの衝撃への耐性も弱まる可能性があります。
    ホコリ掃除などを定期的に行うとよいでしょう。

 

よくある質問(FAQ)

Q1: 画面割れのまま使うとどうなる?
A: 割れた部分から黒い滲みが徐々に広がったり、映像がさらに乱れたりします。
最悪の場合、全く表示できなくなる恐れもあるため、早めに修理を検討しましょう。

Q2: データは消えますか?
A: 液晶交換ではストレージやOSに干渉しないため、原則データはそのままです。
ただし、万が一に備え、バックアップは常に取っておくことをおすすめします。

Q3: 自分で修理することは可能でしょうか?
A: ノートパソコンの液晶交換は精密作業であり、誤った作業で他のパーツを破損するリスクがあります。
専門業者に依頼するのが安全かつ確実です。

Q4: 保証期間中だけど、無料で直してもらえる?
A: 物理的な破損はメーカー保証対象外となる場合がほとんどで、有償修理となります。
AppleCare+のような保険サービスがない限り、無料修理は難しいでしょう。

 

まとめ:HP ProBook 450 G10の液晶割れは交換で再び快適に

床に落として画面が割れ、表示が乱れてしまったHP ProBook 450 G10も、液晶パネルを交換すれば再び元のクリアな映像を取り戻せます。
パソコン内部のマザーボードやHDD/SSDに問題がないのであれば、データや設定はそのまま残り、修理後は今まで通りスムーズに作業を進められるでしょう。

液晶交換の費用は1.5万~2.5万円程度、工賃などを合わせると2~3万円前後になるケースが多いですが、店舗や在庫状況によって差があります。
修理期間も数日~1週間程度が目安となるため、早めに問い合わせて見積もりをとり、納期やコストを確認するのがおすすめです。

再発防止のためには、持ち運び時に十分注意を払う、衝撃吸収ケースを使う、机の上に置く際には安定した場所を選ぶなど、日頃のちょっとした気配りが重要です。
万が一またトラブルが起こっても、液晶割れはパネル交換で解決できる可能性が高いので、焦らず適切な対処を検討してください。