【HP ProBook 450 G7】液晶パネル交換でピンクがかった画面を修理|大阪府からのご依頼

【HP ProBook 450 G7】液晶パネル交換でピンクがかった画面を修理|大阪府からのご依頼

 

ノートパソコンの画面に色むらや異常が生じると、作業効率が下がりストレスを感じるものです。
今回は、大阪府からお問い合わせをいただいた「HP ProBook 450 G7」の液晶トラブル事例をご紹介します。
お客様からは「液晶の下部およそ2/5がピンクに変色したまま表示される」という症状についてご相談があり、液晶パネル交換を行うことで問題を解消しました。
ここでは、ピンクがかった画面表示の原因や修理内容、費用・期間などの目安を詳しく解説しますので、同様の症状でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

上の写真からもわかるように、ディスプレイ下部がピンク系の色で覆われており、正常な色再現ができない状態でした。
ProBookシリーズはビジネスユースでの使用が多く、画面の視認性が欠かせません。
このような症状では、資料作成や画像編集などの作業に支障をきたすことが容易に想像できます。

修理後の写真では、ピンクの帯状領域がなくなり、問題なく画面全体がクリアに表示されています。
液晶パネルが物理的に故障していた場合でも、適切な部品交換を行えばスムーズに復旧できることが多いのです。

 

ピンク色の画面に変色する原因とは

ノートパソコンの画面がピンクや紫色に変色する原因は、いくつか考えられます。

 

  • 液晶パネルの経年劣化:
    ディスプレイ内部で使用される蛍光体や液晶分子が劣化すると、色むらや輝度の低下、特定の色が強調される症状が出やすくなります。
  • バックライトの不具合:
    LEDバックライトが部分的に故障したり、発光のバランスが崩れることでピンクがかった色合いになることがあります。
  • ケーブルやコネクタの接触不良:
    液晶パネルとマザーボードを繋ぐケーブルが緩んだり断線したりすると、表示信号が正しく伝わらず変色が生じることがあります。
  • 物理的ダメージ:
    落下や圧力による内部亀裂が原因で、部分的に色が変わるケースも。
    今回のように下部だけピンク色になる場合もあります。

 

今回のHP ProBook 450 G7では、故障箇所を特定した結果、液晶パネルの部品自体に問題があると判断し、新品のパネルに交換することになりました。

 

修理内容:液晶パネル交換の手順

画面の変色は液晶パネル交換で対応できるケースが多いです。
以下に、修理のおおまかな流れをご紹介します。

 

  1. 故障診断とパネル在庫の確認:
    まずはヒアリングと目視チェック、簡単なテストを実施し、問題が液晶パネルにあるか、ケーブルやマザーボードにあるのかを切り分けます。
    その後、HP ProBook 450 G7用または互換性のあるパネルの在庫を確認します。
  2. 分解とパネル取り外し:
    ベゼル(画面枠)やネジを丁寧に外し、液晶パネルと本体を繋ぐコネクタを外します。
    この工程では、配線やヒンジを傷つけないよう注意が必要です。
  3. 新しいパネルの装着:
    交換用液晶パネルを正しい位置にはめ込み、ケーブルを確実に接続。
    仮組み状態で電源を入れ、表示に問題がないかをチェックします。
  4. 最終確認と組み立て:
    色むらやピンク色の帯状表示が消えているか、正常な色再現がされるかを確認します。
    問題なければベゼルやネジを元通りに組み立て、修理完了です。

 

修理の所要時間は、部品の在庫状況や店舗の混雑度にもよりますが、在庫があれば即日~数日で完了することが多いです。

 

修理費用と期間の目安

液晶パネル交換の費用や期間は、主に下記の要因によって変動します。

 

  • パネルの解像度とサイズ:
    フルHDやHD+など、解像度の高いパネルは部品代が高くなる傾向があります。
  • 純正パネルか互換パネルか:
    純正部品は信頼性が高い一方、互換品よりもコストが上がる場合があります。
  • 在庫の有無:
    在庫があれば即日~1日程度、取り寄せが必要な場合は数日から1週間ほどかかることも。

 

一般的には、HP ProBook 450 G7の液晶交換で部品代と工賃合わせて1~3万円程度が相場とされています(2023年現在の目安)。
ただし、正確な費用は修理店の取り扱い状況やパネルのスペックによって異なりますので、見積もりを取り寄せるのがおすすめです。

 

メーカー修理と専門業者の比較

液晶画面が故障した際の修理方法として、大きく分けて2つの選択肢があります。

 

メーカー公式サポート

HPの公式サポートに依頼する方法です。
純正部品を使った修理が受けられ、保証期間内であれば修理費用が抑えられることがあります。
ただし、全国規模で受け付けているため、修理完了までに1~2週間かかることが多く、急いでいる方にはやや不便です。

 

専門修理業者

パソコン修理専門店や家電量販店のサービスカウンターなどで対応が可能な場合があります。
在庫があれば即日修理も可能で、費用も比較的安価に抑えられるケースが多いです。
しかし、非正規ルートでの修理となるため、メーカー保証が残っている場合は保証が切れるリスクがあります。

 

画面トラブルを防ぐためのポイント

今回のように液晶の一部がピンク色になる症状は、主にパネル内部の故障によるものです。
日常的に以下のポイントを意識することで、トラブルを予防しやすくなります。

 

  • 温度や湿度に注意:
    高温多湿の環境で使い続けると、ディスプレイや内部パーツの劣化が早まる恐れがあります。
  • 衝撃や圧力を避ける:
    バッグの中に無造作に入れたり、重いものを上に置くとパネルに負荷がかかり、故障リスクが高まります。
  • 定期的にディスプレイを清掃:
    ホコリや汚れが溜まると放熱効率が下がり、熱による劣化が進むことも。
  • バックアップの習慣:
    画面が突然映らなくなる事態を想定し、定期的にデータのバックアップを取るようにしましょう。

 

よくある質問(FAQ)

Q1: 修理時にデータはどうなりますか?
A: 液晶交換は基本的にストレージには触れない作業のため、データが消えることはほとんどありません。
ただし、万が一に備えて事前にバックアップを取っておくと安心です。

Q2: ピンク色以外にも黄色や緑に変色することはありますか?
A: はい。液晶の故障によって、赤・緑・青のいずれかが強調されたり、色むらが発生することは珍しくありません。

Q3: 自分で液晶を交換できる?
A: ノートパソコンの液晶交換は分解作業が必要で、ケーブル断線のリスクもあるため専門知識と工具が必要です。
失敗リスクを避けたい方はプロに依頼するのが無難です。

Q4: メーカー保証が切れていても修理できますか?
A: 公式サポート・専門業者ともに保証期間外でも有償修理が可能です。
費用面での比較をする際は、事前に見積もりを確認しましょう。

 

まとめ:HP ProBook 450 G7の液晶交換でピンクがかった画面を解消

画面の下部がピンクに変色するという症状は、液晶パネル内部の故障が主な原因となるケースが多いです。
HP ProBook 450 G7はビジネスでも活躍する人気モデルですが、長期的な使用や物理的負荷、環境要因などでディスプレイに不具合が生じる可能性は否定できません。
それでも、液晶パネルを交換すれば再び鮮明な映像が戻り、業務効率も取り戻せるでしょう。

修理にかかる費用や期間はパネルの解像度や在庫状況、純正・互換パネルの選択などによって変わりますが、1~3万円程度が目安となっています。
最短で当日中に修理を完了できる場合もあり、メーカー修理と比べて短期間での対応が可能な専門業者を選ぶ方も少なくありません。
データは基本的にそのまま残るため、トラブルを迅速に解決したい方にはメリットが大きいと言えます。

もし画面の変色や映りが悪いといった症状が出ているなら、早めに点検・修理を検討するのがおすすめです。
放置しておくと故障が進行する恐れもあり、修理費用が増大するリスクがあります。
この記事を参考に、HP ProBook 450 G7のディスプレイ故障でお困りの方はぜひ迅速な対処を心がけてください。