DELL XPS 12 9Q23 液漏れの修理 画面交換

DELL XPS 12 9Q23の液晶漏れ修理について

DELLのノートPC?タブレットパソコン? どちらにも該当するようなユニークな構造を持つ「XPS 12 9Q23」の修理依頼を承りました。
このモデルは回転式のディスプレイを搭載しており、一見するとタブレットのように見えるのですが、ノートパソコンとしても使えるという変わった形状が特徴です。
しかし、他のノートPCにはあまり見られない仕様ゆえに、部品調達が難しいケースもあります。
特に、今回のトラブルである「液晶漏れ」は、かなり珍しい症例です。

「液晶漏れ」というと一般的にはディスプレイ割れや圧力により起こる現象を連想しますが、実はXPS 12の場合、長期間の使用による“劣化”が原因で画面の周りに液体がしみ出すように垂れてくるという事例が多く報告されています。
ここでは、その液晶漏れの修理事例や分解の難易度、修理期間などについて詳しく解説していきます。
同じ症状でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 

XPS 12(9Q23) 修理実績

【故障のお問い合わせ内容】
液晶画面からドロッとした液が漏れてきており、表示がところどころ薄暗くなってしまっている、という症状です。
お問い合わせをいただいた際、「液晶の下部からねばねばの液体が出てきて、画面がムラのある状態で見えづらい」とのことで、長期使用による劣化が疑われました。

 

XPS 12 液漏れ

 

上記画像を見ると、モニター部分を開けた際、画面周りに“ねばねば”とした液体が付着しているのがわかります。
通常のノートパソコンでは、液晶割れなどでインクが漏れ出すことはありますが、ここまでベタベタした液体が明確に排出されるという現象は極めて珍しいです。
XPS 12はタブレット的な可動構造を持ち、液晶をくるっと回転させる仕組みになっているため、他機種とはまったく異なる部品構造をしているのが特徴でしょう。

この液晶漏れの原因としては、いくつか考えられますが、多くの場合、パネルの内部シールが経年劣化によって剥がれ、内部の液晶成分がしみ出ている可能性が高いです。
XPS 12は2012年頃のリリースモデルのため、10年以上使用しているユーザーも少なくありません。
そうなると、経年変化によるパネルの封止部が傷み、液体が外へ出てきてしまうわけですね。

 

修理方法としては、液晶パネルそのものを交換する以外には根本的な解決策がありません。
外部からの加圧や割れがなくとも、パネル内部が劣化している以上、部分修理や接着剤などで対処できる問題ではないからです。
ちなみに、XPS 12は前述のとおり一般的なノートパソコンよりも複雑なディスプレイ構造になっているため、分解も容易ではありません。

また、部品自体が国内で入手困難という点も注意が必要です。
XPS 12の液晶は海外からの取り寄せがメインとなり、修理期間や費用面にも影響を及ぼすことがあります。

 

XPS 12の分解と液晶パネル交換の難易度

この機種はディスプレイが回転する“コンバーチブル型”ノートパソコンで、一般的なヒンジ構造のパソコンとは大きく異なる作りになっています。
分解時には、まず液晶ベゼルと背面フレームを慎重に外し、内部の配線や回転機構を傷つけないように注意が必要です。
また、タッチパネルやフレームとの固定箇所も多く、粘着材などを使った強固な接着がされているケースもあるため、切り離しに時間がかかります。

液体が漏れている部分はゴム手袋などで保護し、皮膚に触れないよう注意をする必要もあります。
今回のXPS 12の場合、パネルとベゼルの隙間に液体が付着し、基盤にしみ出していた箇所もありました。
そのため、液晶交換前に徹底的なクリーニングが必要となり、通常の液晶修理よりも作業工程が増えるのです。

 

 

写真では交換後の液晶パネルを写していますが、新品パネルを装着することで、液体漏れの症状は完全に解消されました。
今までは黒ずみやムラがあった箇所もクリアに映り、元の発色が戻っています。
タブレットモードへの回転動作もスムーズに復元し、内側への液漏れやべたつきも念入りに洗浄しました。

もちろん、データの初期化などは行わず、修理作業そのものも液晶周辺パーツのみを扱っております。
そのため、返却後はすぐに今まで通りの環境・設定でXPS 12を利用可能です。

 

修理にかかる日数と費用の目安

今回のXPS 12 9Q23の修理では、液晶パネルを海外で取り寄せる必要がありました。
一般的なノートパソコンであれば国内在庫がある場合も多いですが、XPS 12のような特殊構造機種は、国内での流通量が非常に少ないのが実情です。
通常、取り寄せに2週間前後かかるケースがあり、さらに混雑状況や海外輸送の状況によっては取り寄せ期間が延びることも考えられます。

当社では、パソコンが到着してから分解確認まで含め、おおよそ2週間~3週間程度が目安でした。
実際に部品が到着すれば1~2日で修理作業自体は完了するのですが、部品調達に時間を要しますのであらかじめ余裕を持ったスケジュールを考えて頂く必要がございます。

費用については、液晶漏れの場合は単純な液晶割れよりも部品代が高額になることが多いです。
XPS 12の画面サイズやタッチパネルの有無、在庫の有無によって大きく変動しますが、メーカー修理と比べれば当社の方が格安です。
もし他店や家電量販店、DELL公式サポートで高額見積もりになった際は、ぜひ一度お問い合わせください。

 

まとめ:希少機種「XPS 12」で液晶漏れが起きても諦めない

XPS 12 9Q23は一見タブレットのようで、実はディスプレイを回転させて使うユニークな機構を持つノートパソコンです。
しかし、この構造が影響してか、液晶内部の封止が弱くなる例が報告されており、長く使っていると「液晶漏れ」が発生するケースが珍しくありません。
さらに、国内では部品の入手が非常に困難なため、修理対応ができる業者も少なく、費用もメーカーや他店では高額になる傾向があります。

当社では、今回の事例のように海外からパネル部品を取り寄せ、液体がしみ出している箇所をしっかり洗浄し、液晶パネル自体を交換することで機能を復活させることが可能です。
複雑な回転機構を持つXPS 12でもスムーズに修理できるノウハウがあるため、「もう直せないのでは……」と諦めかけている方も、まずはご相談いただく価値があります。
修理完了後はデータをそのまま残し、初期化などは行いませんので、返却後すぐに使える状態でお返しできます。

もしあなたもXPS 12で液晶漏れや表示異常に悩まされているなら、「修理は難しい」「メーカーが受け付けてくれない」などと言わず、一度お問い合わせください。
高額な見積もりが出た場合でも当社ではメーカー修理の半額~3分の1程度で対応できる可能性が高いので、諦めずにご相談を。

 

パソコン買取り