富士通のノートパソコンNF40Uをお使いの方から「画面が暗くてほとんど見えない」という内容で修理依頼をいただきました。
この機種は実に2007年頃に発売されたもので、現在から見ると15年以上前のパソコンとなります。
メーカー(富士通)では、すでに修理受付を終了している可能性が高いですが、当店では部品の入手ができる限り、年式やモデルを問わず対応が可能です。
もし修理先が見つからずにお困りの場合は、一度当店までご相談いただければと思います。
富士通 NF40U|画面が暗い・映らない修理事例
【故障のお問い合わせ内容】
画面に何か映っている気配はあるのですが、ほとんど真っ暗で操作ができません。
外部モニターを持っていないため、故障箇所が分からないという状況です。

▲お預かりした直後の状態。
今回のNF40Uは、発売されたのが2007年で、OSはWindows Vistaがプリインストールされたモデルに該当します。
実際には16年前のパソコンになりますが、当時の液晶パネルはCCFL方式(冷陰極管)を採用しているものが多く、最近主流のLED液晶とは構造が違います。
「画面が暗い」「暗くて見えない」という故障は、CCFLならではのバックライト切れやインバーター故障といったことが考えられ、修理方法も今のLED液晶とは違った手順が必要です。
CCFLとLEDの違い
一昔前のパソコンにはCCFLバックライトが搭載され、いわゆる液晶パネル裏側に「蛍光管」が入っています。
この蛍光管が劣化・故障を起こすと、いきなり画面が真っ暗になったり、かろうじてうっすら映るだけになるのが典型的な症状です。
一方、2010年以降に発売されたノートPCの液晶はほぼ100%がLED(発光ダイオード)に変更されました。LEDの場合、同じく画面が暗くなってもバックライト単体の交換ができず、パネルごと交換が原則になり、修理費用も変わってきます。
今回のように2007年モデルでCCFL方式ならば、まだ「蛍光管だけ」あるいは「インバーターだけ」を交換するといったピンポイント修理が可能です。
実際の修理内容
最初は以下のように画面が真っ暗で「何か動いている気配はあるが映らない…」という状態でした。

▲パネルをバラして取り出したCCFL蛍光管。
ここが点灯しなければ、画面は真っ暗です。
フレームを外し、液晶パネル内部の蛍光管(CCFL)を取り外して単体で点灯検査してみるのが当店の基本的な流れです。
もし蛍光管が正常に光らないようなら「バックライト切れ」で確定。
しかしCCFLは点灯していたが画面が暗い、という場合は「インバーター」や基板側に問題がある可能性もあり得ます。
今回のケースでは蛍光管が完全に壊れており、点灯テスト時に光りませんでした。

▲新しいバックライト蛍光管をテスト点灯させたところ。
ここまで明るく発光すれば「バックライト自体はOK」。
あとは元通りに液晶パネル内へ組み込み、配線をしっかり固定します。

▲修理後の状態。問題なくWindows Vistaの起動画面が映るようになりました。
データを消去する必要がない修理方法なので、ハードディスクの中身は修理前と変わらずです。
作業時間・修理期間は?
今回は運良く保管していたCCFLバックライトの在庫があったので、当日対応(約1時間半)で修理完了できました。
レアな型番や蛍光管サイズ違いなどだと在庫がない可能性もあります。
もし取り寄せが必要になれば1〜2週間かかる場合もありますので、まずはお問い合わせください。
まとめ
CCFL液晶が主流だった2010年以前のノートパソコンは、今回のようにバックライトかインバーターのどちらか、もしくは両方が壊れていることが多いです。
もしお手持ちのPCがCCFL方式なら、蛍光管だけの交換で安く直せる可能性があります。
「画面が真っ暗だけど確かに電源は入る」「もうメーカーの修理受付は終了している」などの場合は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。









