NECの2010年に発売されたノートパソコンLS150/Cの画面不具合でパソコン修理の依頼をしていただきました。
【故障のご相談内容】
特に落としたりぶつけたりといったことはないですが、電源を入れても画面が真っ白な状態です。
とのことでした。
パソコンの画面が突然真っ白になってしまうケースは故障事例としてありますが、故障している部分としては液晶パネル、もしくは液晶ケーブル、マザーボードのいずれかです。
NEC LS150/Cの画面が真っ白の表示は最悪マザーボード故障
今までの修理実績から割合を計算すると液晶パネル故障が最も多くなりますが、LS150/Cで画面が真っ白になってしまう場合は液晶パネルかマザーボードが5対5といったところでしょうか。
おそらく機種特有のトラブルかと思いますが、液晶が損傷してしまった時に内部(マザーボード側)でショートしてしまうケースが過去に何台も見受けられました。
ですので、最悪の場合は液晶パネル交換とマザーボード修理が必要な場合もございます。
調査をしてみないと判断はできないために切り分けをしていきたいと思います。
パソコンを宅配便で送って頂きお預かりをした時に電源を入れた時の状態です。
確かに画面全体が真っ白になるだけで全く進展がありません。
念のため外部モニターに接続をすると正常に Windows が起動していることは確認出来ております。この時点でマザーボード故障の疑いは低くなるのですが、過去のケースではそれでもマザーボードが壊れていたということもありますので、まずは簡単なパネル交換を優先してみたいと思います。
LS150/Cの液晶パネル交換をさせていただきましたが正常に画面全体が映るようになりました。
ですのでマザーボード故障はなくパネルだけの問題ですね。
データに関しては残した状態でパネル交換のみを行いましたので返却後はすぐにノートパソコンとして使うことが可能となっております。
NEC LS150/Cの液晶パネル交換にかかった日数は?
今回のパソコン修理は調査をしてからでないと納期の目安は分かりませんでしたが、お預かりをした時には液晶パネルのストックがあったのでその日のうちに作業に取りかかることができました。
作業にかかった時間としては30分以内となりましたので、当日修理30分程度の最短時間で直すことができたと思います。
画面が真っ白なパソコントラブルは今までに何台も経験しておりますが、こちらでも確認ができますので参考にしていただければと思います。
画面が真っ白になってしまった場合は外部モニターに接続をしてみて、正常に映るか映らないかが故障の切り分けポイントの1つですね!
仕様、スペック
ディスプレイサイズ:15.6型インチ 解像度HD
CPU:Celeron Dual-Core P4600
メモリ容量:2GB
OS:Windows 7 Home Premium 64bit
発売年:2010年
NEC LS150/Cは発売されてから10年は経過しているノートパソコンです。
発売当時にインストールされていたOSが Windows 7だったので、現在はWindows 10にアップグレードして使われる方が多いかと思いますが、アップデートする際にグラフィックに負荷がかかり、画面が真っ白になってしまうといった事例もありますのでWindows 10にされる場合は少し注意が必要です。
NEC LS150/Cの買取も可能です!
当店はパソコン修理店になりますが、壊れてしまったパソコンの買取も行なっております。
今回のようなLS150/Cの表示不良がある状態で通常の買取店に買取査定をお願いするとジャンク品扱いという形になり思ったような買取金額にならないかと思われますが、当社では使えるパーツとしての査定を行うために減額査定でお悩みの場合は一度当社で買取査定の依頼をして頂ければと思います。