東芝 Dynabook R632の液晶交換を格安に行います!

【解説】東芝 Dynabook R632/28FK 液晶交換&分解手順

こちらの記事では、東芝のノートパソコン Dynabook R632/28FK における画面修理(液晶交換)の実例を詳しくご紹介します。
もともとこの機種は超軽量なウルトラブックとして評価が高い一方、精密な薄型構造ゆえに液晶割れや故障が起きると、修理が一筋縄ではいかない面も見受けられます。
実際の分解作業は大きく11工程に分かれており、その全貌を解説しておりますので、自力で修理を検討される方は参考にしていただければ幸いです。ただし、液晶周りを始めR632の内部構造はかなり繊細なので、分解に自信のない方は修理店へ依頼されるのが安全です。


R632/28FKの液晶故障状況

まず、液晶が割れや表示不良になった際は、外部ディスプレイへ出力してみるのがトラブル切り分けの基本です。今回のR632/28FKでは、外部出力が正常だったため、マザーボード側の深刻な故障ではなく、液晶パネル交換のみで改善が見込めると判断しました。

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法1

上の画像は電源投入時に画面の半分程度が表示不良となっており、ログイン画面の一部はうっすら確認できるものの、まともに操作できない状態でした。
このような状況では、液晶パネルの割れや内部基板の損傷が原因となっている可能性が高く、R632では新しいパネル交換を実施することがほとんどです。

【全11ステップ】R632/28FK 分解修理手順

ここからは実際にR632/28FKを分解し、液晶パネルを交換するまでの流れを解説します。構造はウルトラブックらしく、かなり薄く設計されているため、細心の注意が必要です。

<1. 画面不良の確認>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法2

実際に電源を入れ、問題のある液晶の状態を再確認します。写真では亀裂と表示ムラがありますが、外部モニターにつなぐとしっかりログイン画面が表示されるため、本体のマザーボードやストレージが正常とわかりました。

<2. バッテリーの取り外し作業準備>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法3

R632/28FKは内蔵バッテリーを搭載しているため、外部から簡単にバッテリーを外せません。まずは本体を裏返し、ボトムケースを留めているネジを全て外して底面カバーを開ける必要があります。

<3. 裏蓋を慎重に取り外す>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法4

見つけにくい場所やゴムカバーの下などにネジが隠れている場合もあるので、強い力でこじ開けず、丁寧に外します。底面カバーを外すと、バッテリーやマザーボードが露出した状態になります。

<4. バッテリーとマザーボードの接続を外す>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法5

コネクタを誤って無理に引っ張ると基板破損を招く恐れがあるため、バッテリーが邪魔をしないようネジで止まっているバッテリーをズラしつつ、水平に抜く感じで外します。
この工程で基板を傷つけないように注意しましょう。

<5. バッテリーを外し、ボトムカバーを戻す>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法6

コネクタが外れたら、バッテリーは電源を遮断した状態になっています。ここで一度底面を仮固定して、液晶側の分解に移ります。
バッテリーを外しておくことで万が一のショートや通電トラブルを回避できます。

<6. 液晶ベゼル(フレーム)を取り外す>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法7

R632は液晶周りにネジが無く、フレームは爪と両面テープで固定されている構造が多いです。
ヘラなどの薄い工具を隙間に差し込み、徐々にフレームを外していきます。強く押し込むと液晶にダメージを与えるので慎重に作業します。

<7. 液晶パネルの取り外し>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法8

フレームを外し終わるとパネルがむき出しになる状態ですが、R632ではネジで固定されていない場合も多く、パネルそのものをそっと前方に倒し、裏面のケーブル(コネクタ)を確認します。
断線させないようにゆっくり作業しましょう。

<8. 液晶ケーブルを外す>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法9

パネル裏面にある液晶ケーブルを、テープをはがしてから水平にスライドさせる形で抜きます。
この工程でフレキシブル基板を折り曲げたり、力任せに外すのは厳禁です。コネクタが破損すると映らなくなる恐れがあります。

<9. 新品パネルをセットしコネクタを戻す>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法10

液晶パネル単体の交換パーツを用意していれば、元の手順とは逆にコネクタをはめ込みます。フレームが割れていないか、爪が欠けていないかをチェックしつつ、液晶周りを元通りに組み込みます。

<10. バッテリーを再度取り付け、底面を固定する>

東芝 Dynabook R632/28FK 液晶修理方法11

ボトムカバーを開いておいた部分を再度開き、バッテリーコネクタを慎重に元の場所に戻します。
最後に底面ネジを締めて完了です。
強く締めすぎないようにバランスをみつつねじ止めしてください。

<11. 動作確認>

電源を入れ、表示が正常に戻ったか確認します。
古いパネルの亀裂や表示不良が無くなり、フル画面でWindowsが表示されれば修理成功です。


R632/28FK 液晶修理事例②(2021/4/13追記)

【故障のご相談内容】
突然、液晶が水滴のような染みになり、表示が不鮮明になりました。

外観上は水滴を垂らしたような模様が映り続けているが、実際には液体をこぼした事実はないとお客様がおっしゃっています。
こうした現象は液晶パネル内部での“液漏れ”や“突発的な圧迫痕”の場合が多いため、パネル交換が最適解と判断しました。

液晶パネルの交換後は水滴のような模様が消え、正常表示を確認。
データもそのまま残っており、お客様の環境を維持したまま修理完了となりました。


まとめ:R632/28FKの液晶交換で蘇るノートPC

Dynabook R632/28FKはウルトラブックの中でも非常に軽量かつ性能も申し分ない一方で、液晶パネルが薄型なので
ちょっとした衝撃や圧迫、劣化によって表示不良が起こりやすい面があります。
今回のように、交換用パネルが手に入りさえすれば修理は1日から数日で完了可能です。
当社ではデータを消さずに修理を行うため、修理後すぐに元の環境でPCを使いたい方にも安心してご依頼いただけます。

R632/28FKをはじめ、ウルトラブックや薄型ノートの画面トラブルでお困りの際は、ぜひ当店にご相談ください。

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