【神戸市のお客様事例】MacBook Pro A2251キーボード交換修理の流れとポイント

 

【神戸市のお客様事例】MacBook Pro A2251キーボード交換修理の流れとポイント

兵庫県神戸市にお住まいのお客様から、MacBook Pro(13インチ・A2251)のキーボード不具合に関するご相談をいただきました。
きっかけはキーボード上へ紅茶をこぼしてしまったとのことで、当初は問題なく使用できていたそうですが、徐々にリターンキーやシフトキー、矢印キーなどが押しづらくなり、最終的には外付けキーボードを使わざるを得ない状態になったそうです。

「キーボード自体の交換になるのか?」というご質問も含め、実際に分解して内部を確認した結果、交換修理が必要と判断いたしました。

今回の記事では、実際の修理写真をもとに、MacBook Pro A2251のキーボード交換方法や修理の流れ、注意点について詳しく解説します。
水没・液体こぼしトラブルでお悩みの方、あるいはキーボード不良で修理を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

【お問い合わせ内容】紅茶をこぼした後からキーの動きが悪化

今回のお客様からのお問い合わせ内容は以下の通りです。

・メーカー:Apple
・機種:MacBook Pro A2251(13インチ)
・症状:キーボード上に紅茶をこぼした。
・初期対応:すぐに拭き取り、その後は問題なく動いていた。
・現在の状態:リターンキー、シフトキー、矢印キーなどの動きが悪い。
・対処方法:外付けキーボードを一時的に利用している。

最初に液体がこぼれた直後は特に不具合が見られなかったため、そのまま使われていたとのことでした。
しかし、時間が経つにつれて特定のキーが反応しづらくなってしまい、作業に支障をきたすようになったそうです。
液体こぼしのトラブルは、こぼした直後よりも、内部に浸透してから不具合が現れるケースが多々あります。
そのため、もし少量の液体こぼしでも早めの点検やクリーニングを行っておくことが重要です。

 

【修理前の確認】液体こぼしによるキーボード故障の特徴

MacBook Proのキーボードは、軽量化と薄型化を追求した設計が特徴で、特にバタフライ構造やシザー構造が有名です。
A2251(2020年モデル)については「シザー構造」ベースですが、いずれにしても液体やホコリに弱い部分があるのは共通しています。
液体こぼしの場合、以下のような症状がよく見られます。

1. キーを押しても反応が遅い、または反応しない
2. キーの戻りが悪く、押したまま戻ってこない
3. 長押しや連打状態になる
4. 内部でショートが起こり、キーボード以外のパーツにも影響が出る

今回のお客様も、リターンキーやシフトキーが押しにくいとのことでしたので、内部に紅茶成分が固着している可能性が高いと考えられます。
そのまま放置すると、サビや腐食が進行し、さらに症状が悪化する場合があるため、早急に修理することが望ましいです。

【実際の分解修理写真】
MacBook Pro A2251のキーボード交換までの分解画像


上の写真は、当店で実際に行った修理の際に撮影したものです。
底面カバーを外しロジックボードを外した状態です。
下側にある黒い横長のものがA2251についているバッテリーとなりますが、キーボード交換を行う上でバッテリーも干渉するので外します。

MacBook Pro A2251のキーボード交換を行う場合は、ここまで外す必要があります。
キーボードの裏側にはバックライトシートもありますが、もちろんシート自体も外していきます。
ほぼ前バラシの状態にしないとキーボードのみの交換ができないために、作業難易度は高いと思います。

【キーボード交換の主な手順】

当店では以下の流れでキーボード交換を行います。

1. 現状の確認
液体こぼしの場合、予期せぬタイミングで内部のショートが起こり、データが消失するリスクが高まりますので裏蓋を外した際にその辺りも確認していきます。
修理前にデータのバックアップを取っておくことは最優先事項です。(お客様対応)

2. 本体の分解
底面カバーのネジを外し、内部構造をチェックします。
バッテリーやスピーカー、ロジックボード、各種ケーブルを外し、キーボードにアクセスしやすい状態を作ります。

3. 液体侵入箇所の確認とクリーニング
キーボード周辺に紅茶の跡やベタつきがないかを確認し、腐食している箇所があれば除去します。
同時にロジックボードやコネクタ部分にも液体の浸透がないかを慎重にチェックします。

4. キーボード本体の取り外し
数十本に及ぶ小さなネジを外し、キーボードを上部ケースから分離します。
爪の位置などに注意を払いながら作業を進める必要があります。
キーボード自体がリベット留めされているのでここを外すのが難しくなりますね。

5. 新しいキーボードの取り付け
交換用キーボードを慎重に装着し、ネジを締め直します。
バックライトシートの位置や配線を誤らないように確認しながら組み立てます。

6. 組み立て・動作確認
すべてのパーツを元の位置に戻し、電源を入れてキーボードの動作をテストします。
念入りにキー入力を行い、不具合が解消されたか確認して完了です。

 

キーボード交換をした状態です。
部品交換後は動作確認をし終了となります。

 

【修理期間・費用の目安】

液体こぼしによるキーボード交換では、パーツの調達状況や内部のダメージ具合によって費用や期間が変動します。
当店の事例としては、A2251の場合であれば以下が目安となります。

・修理期間:パーツ在庫があれば即日~5営業日ほど
・修理費用:2万円~3万円程度(部品代・作業料金込み)

※上記はあくまで目安であり、実際には状態の確認後に正確なお見積もりをお出しいたします。
また、万が一キーボード以外のパーツ(ロジックボードなど)に液体によるダメージが及んでいる場合は、追加の修理費用が発生する可能性があります。

 

【キーボード交換に関するよくある質問】

Q.データのバックアップは必要ですか?

A.当社ではデータの消去をせずに作業をいたしますが、万が一に備えバックアップを取られてから修理依頼をしてください。

Q.日本語配列からUS配列のキーボードに変更できますか?

A.可能です。
ただし言語が異なる場合はキーの形状が異なりますので、キーボード単体のみで交換はできません。
異なる言語配列にしたい場合はキーボードのみならずTOPCASE交換が必要です。

 

【当店の強み:安全・確実な修理サービス】

店舗は千葉県になりますが、兵庫県神戸市周辺からの依頼は普通に多いです。
お近くに相談できる修理店がなくても、宅配便を利用することで暗澹にMacBook Proの修理依頼ができます。

1. 豊富な修理実績
MacBook Proはもちろん、iMacやMacBook AirなどApple製品の修理実績を多く持ち、液体こぼしや水没トラブルにも対応してきた経験があります。

2. 丁寧かつスピーディーな対応
お客様の大切なデータを守るため、可能な限り迅速に修理を進めつつ、作業工程の丁寧さも大切にしています。

3. パーツの品質保証
交換用キーボードなどの部品は、厳選した仕入れ先から調達しています。
品質に不安のある格安パーツではなく、信頼性の高い部品を使用しているため、修理後も安心してお使いいただけます。

4. アフターサポートの充実
修理後に万が一再発などが起こった場合も、保証期間内であれば無償または格安で再修理を行います。
修理後のケアや使い方のアドバイスも行っているので、長く快適にMacBook Proを使い続けたい方に最適です。

 

【液体こぼし時の応急処置と注意点】

キーボードに紅茶やコーヒー、水をこぼしてしまった場合、少しでも被害を最小限に抑えるために、下記の応急処置を行ってください。

1. すぐに電源を切る(電源ケーブルも外す)
2. 可能であれば分解をしてバッテリーを取り外す(MacBookは難しい場合が多い)
3. 本体を逆さまにして液体を排出する
4. 柔らかい布で丁寧に拭き取る
5. できるだけ早めに修理店へ相談する

※適切な処置をする前に絶対に乾燥をさせていけません。
放置するとサビや腐食が進行し、修理費用がかさむ場合もあるので注意が必要です。

 

【まとめ:諦めずにキーボード交換で快適操作を取り戻そう】

今回ご紹介したMacBook Pro A2251(13インチ)の事例のように、紅茶やコーヒーなどの液体がキーボードにこぼれた場合でも、正しい修理方法を選択すれば、快適な操作性を再び取り戻せる可能性は十分にあります。
キーボードの不具合を放置して外付けキーボードに頼ってしまうと、せっかくのMacBookの携帯性やデザインが活かせません。
「もうダメかも」と思っても、まずは専門店へご相談いただくことで、意外にスムーズに修理できるケースもあるのです。

兵庫県神戸市周辺でMacBook Proの修理を検討されている方は、ぜひ当店にお問い合わせください。
データそのままでの修理対応や宅配修理など、お客様の状況に合わせたサービスをご用意しております。
今回のようなキーボード交換修理から、他のパーツに及んだ水没ダメージの復旧まで幅広く対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

当店の知識と経験を活かし、迅速かつ確実な修理でMacBook Proの機能を最大限に回復いたします。