目次
- MacBook Proの画面が真っ暗で映らない原因・対処法と修理実績
- MacBook Proの修理実績
- 真っ暗・液晶割れ・線が入った・うっすら映る…故障内容別に異なる原因
- 【リセット系】PRAMリセット(NVRAMリセット)のやり方
- バッテリーを外して放電してみる
- MacBook Proで画面が真っ暗になった時に自分で確認できること
- 2021/3/13 MacBook Pro 13 A1706 2016年モデル:画面が映らない
- 2021/3/10 MacBook Pro 15 A1990(2018年モデル):画面が映らない・ひび割れ
- 2021/3/9 MacBook Pro 15 A1990(2018年モデル):画面が映らない・ひび割れ
- 2020/7/25 MacBook Pro 13inch(2018):画面にひび・ブラックアウト
- 2020/2/8 MacBook Pro A1708:画面が映らない修理実績
- 2018/10/10 MacBook Pro 画面が映らない・衝撃による故障
- 2019/6/2 MacBook Pro A1707 15インチ:物を挟んでから画面が映らない
- まとめ
- 関連記事一覧
- MacBook Proの修理実績
MacBook Proの画面が真っ暗で映らない原因・対処法と修理実績
「MacBook Pro の画面が突然真っ暗になって映らなくなった…」という症状は、実はMacでよく見られるトラブルのひとつです。
本記事では、画面が映らなくなった場合の対処法や、実際の修理事例を画像付きで詳しく紹介していきます。
「うっすら映る」「全く映らない」「液晶が割れている」など、症状によって故障箇所や修理内容が異なるため、ぜひ参考にしてください。
MacBook Proの修理実績
真っ暗・液晶割れ・線が入った・うっすら映る…故障内容別に異なる原因
Macの画面トラブルにはさまざまな症状があります。
液晶割れや線が入る場合は比較的分かりやすいですが、「真っ暗」「うっすら映る」などの場合は内部の分解調査が必要となるケースも少なくありません。
また、MacBook Proは年式が1年違うだけで修理代金が変動することもあるため、お問い合わせの際は正確な型番をお知らせいただくとスムーズです。
【Macの型番の確認方法】
Macノートの場合は、本体を裏返し、中央付近または上部・下部に小さく書かれている「Model A○○○○」という部分をお知らせください。
例:A1708、A2338 など
iMac等デスクトップの場合は、本体の足裏に同様に「Model A○○○○」が記載されています。
【リセット系】PRAMリセット(NVRAMリセット)のやり方
Macで不具合が出たとき、よく試される方法のひとつが「PRAMリセット(NVRAMリセット)」です。
- command + option + P + R を押しながら電源ボタンを押す
- (command + option + P + R は押しっぱなし)
- リンゴマークが表示され、すぐに消えればリセット完了
ただし、画面が映らないトラブルはMacでは多い故障パターンですが、SMCリセットやPRAMリセットなどを試しても改善しないことがほとんどです。
リセット系の操作で解決しない場合は、ハードウェア側に問題がある可能性が高いため、修理店に相談しましょう。
バッテリーを外して放電してみる
PRAMリセットでも改善が見られない場合、一度バッテリーを取り外して放電してみる方法もあります。
実際、過去の修理実績でもバッテリーの抜き差しを行うことで症状が回復したケースがありました。
しかし、近年のMacBook Proは内蔵バッテリーになっており、簡単に外せる構造ではありません。
自力での分解が難しい場合は、修理店に相談するほうが確実です。
また、ぶつけた記憶があるなら液晶割れが原因の可能性が高いですが、衝撃の覚えがない場合はロジックボード故障の可能性もあります。
特に、画面が完全に映らないのか、うっすら映っているのかでも原因が変わりますので、データのバックアップが取れるなら早めに行っておきましょう。
※画面が完全に真っ暗orうっすら映るなど、状態によって故障内容が大きく異なる場合があります。
当社ではMacBook Proの修理実績が非常に豊富にございます。
もしMacBook Proの画面が映らない、真っ暗といった不具合が起こったら、お気軽にご相談ください。
以下で修理事例を紹介していますので、症状の参考になれば幸いです。
こちらはお預かりしたMacBook Proですが、電源を入れても画面が真っ暗で映らない状態でした。
よく見ると微かにうっすらと表示されているようにも見えます。
このような症状の場合、液晶パネルの故障かロジックボード故障の可能性が高いです。
液晶交換で直るなら問題ありませんが、ロジックボードが原因だと修理が厄介になるケースも。
実際の修理では、「まず液晶交換を試し、改善しなければ基板の修理を検討する」流れが多いです。
また、外部モニターに接続し正常に表示されるようなら、データは無事です。
外部モニターでも真っ暗の場合は基板側のトラブルが疑われるため、液晶修理では改善しないかもしれません。
上のMacは液晶交換を行った結果、真っ暗だった画面が正常に映るようになりました。
故障箇所は液晶パネルのみで、ロジックボードやデータには問題なし。
そのままデータが残っている状態でご返却しました。
MacBook Proで画面が真っ暗になった時に自分で確認できること
液晶画面が真っ暗でも、うっすら映っているかどうかで故障箇所が異なるケースがあります。
- iPhoneなどのライトをAppleロゴ部分に当てると、真っ暗かうっすら映っているかを確認可能
- 外部ディスプレイに接続して映るかチェック
→ 外部側も映らなければロジックボード故障の疑いが強い
見積もりの際にこれらの情報があると、より正確な初期診断ができます。
2016年以降のMacBook Pro(13、15、16インチ)はUSB-Cに変更されたため、従来のHDMIケーブルやUSB-Aケーブルはそのままでは使えません。
映像出力用には別途アダプタや変換器が必要になるので、用意してから外部モニターでの確認を行いましょう。
上の画像はApple純正の変換器です。
サードパーティ製の汎用品も多数ありますが、MacBook Proの機種によっては認識しない場合もあるため、純正品を使うのが安心です。
2021/3/13 MacBook Pro 13 A1706 2016年モデル:画面が映らない
【故障のお問い合わせ内容】
パソコン使用後に勢いよく蓋を閉めたら、画面が真っ暗なまま映らなくなった。
お預かりした時点で電源は入っているものの、画面への信号が届かない状態でした。
よく見ると右下のベゼル部分が割れていたので、衝撃で液晶パネルが破損したと推定。
液晶パネルとベゼルを交換後、問題なく表示されるようになり、データもそのまま残った状態で返却となりました。
2021/3/10 MacBook Pro 15 A1990(2018年モデル):画面が映らない・ひび割れ
【故障のお問い合わせ内容】
落下により画面が割れた。小さなクモの巣状の亀裂があり、サブモニターでは正常に使えるが本体画面は真っ暗。
お預かり後に電源を入れると、画面全体が映らない中、左側だけバックライトの光が確認できる状態でした。
拡大すると液晶割れが見られます。外部ディスプレイに接続するとOSは正常起動しており、液晶のみ故障している状況。
今回は液晶パネルだけを交換し、問題なく画面が表示されるようになりました。
強い衝撃を受けていると内部のアクリル板が損傷し、アセンブリ交換(上半身交換)が必要になる場合もあります。
2021/3/9 MacBook Pro 15 A1990(2018年モデル):画面が映らない・ひび割れ
【故障のお問い合わせ内容】
ペンを挟んだままフタを閉じてしまった。液晶が真っ暗になり、ペンの当たった部分が割れている。
画像赤枠部分がひび割れを起こし、その影響で画面全体が映らなくなった事例です。
外部モニター接続で正常起動していると確認できたため、液晶パネルのみ交換を実施。
上半身ごと交換ではなくパネル単体交換で完了。データはそのままで、修理後すぐに使用できるようになりました。
2020/7/25 MacBook Pro 13inch(2018):画面にひび・ブラックアウト
【故障のお問い合わせ内容】
ディスプレイに物を挟んでしまい画面が割れた。バックライトは光っているが、画面は映らない。外部ディスプレイでは正常に動作。
お預かり時点でディスプレイには亀裂があり、バックライトの明かりだけが見える状態でした。
外部接続で正常表示が確認できたため、液晶交換を行うことで元通り使用できると判断。
MacBook Pro A1989のディスプレイ交換後、問題なく画面が表示されるように。データもそのまま残ります。
2020/2/8 MacBook Pro A1708:画面が映らない修理実績
【故障のお問い合わせ内容】
充電端子を巻き込んでフタを閉じた際に画面にヒビが入った。再起動したらヒビ以外が真っ暗で映らなくなった。
原因は明らかに画面割れ。USB-C経由で外部ディスプレイ表示を確認したところ、OS自体は起動していることが分かりました。
MacBook Pro A1708(タッチバーなし)の液晶パネルを交換したところ、問題なく映るように。
当社ではデータに触れず作業するため、修理後はそのまま以前の状態で使用可能です。
なお、液晶交換で改善しない場合はロジックボード側の故障もあり得ます。その場合は修理代金が高額になる傾向がありますのでご注意ください。
2018/10/10 MacBook Pro 画面が映らない・衝撃による故障
【故障のお問い合わせ内容】
MacBook Proの画面と本体の間に物を挟んでしまい、以来、画面がまったく映らなくなった。
こちらは2016年モデルのMacBook Pro。当初は基板故障も疑われましたが、電源を入れてみると液晶中央にクラック(亀裂)が発見されました。
外部モニターでは正常に表示されたため、まずは液晶パネル交換を実施。
結果、液晶故障のみでロジックボードやストレージには問題なし。交換後、データもそのままで映るようになりました。
2019/6/2 MacBook Pro A1707 15インチ:物を挟んでから画面が映らない
【故障のお問い合わせ内容】
USBのフタが挟まっているのに気づかず、そのまま閉じた。電源は入るが画面は暗いまま。
電源が入っているのに画面が映らない状態。ディスプレイ右側にはクラックがあり、液晶割れによる表示不良と判断。
USB-C→HDMI変換を通じて外部モニターを確認するとOSが正常に起動していました。そこで液晶交換を実施。
交換後、無事に画面が映り、データもそのまま残っていました。
メーカー修理だとデータ初期化が原則のため、バックアップを取る必要がありますが、当社の場合はデータをそのままに修理対応可能です。
まとめ
MacBook Proの画面が真っ暗になった場合、多くはハードウェア故障によるものです。
外部モニターで映るかどうかを確認し、原因が液晶かロジックボードかを切り分けるのが有効な方法と言えます。
当社ではMacBook Proの画面真っ暗トラブルに多くの修理実績があるため、故障でお困りの際はお気軽にご相談ください。