iMac 20 ealry 2009をお使いの方よりガラスが割れてしまったという事でパソコン修理の依頼をしていただきました。
iMacの修理について
iMac 20 ealry 2009は今となっては少し前のモデルになりますが、根強い人気のために今もなお使われている方は多いです。
最近のiMacはこの頃のモデルと比較するとだいぶ薄くなっており、表面の保護ガラスと内部の液晶パネルが一体になっているために修理の方法も変わります。
この時代のiMacは液晶が完全な2層構造になっておりますのでガラス割れだけの場合はガラス交換のみで対応する事が可能ですが、最近のiMac 4K、5Kモデルになると液晶が一体になっているためにガラスが割れているだけでも修理としては全交換になってしまい高額な修理代になってしまいます。
上の画像はiMacを店頭まで持ち込みして頂き状態のチェックをしている所ですが、完全に大破してしまっており、非常に危険な状態でした。
ガラスの厚みだけでも5mmはありますので修理の際も手袋をはめないと危険です。
iMac 20 ealry 2009のガラス部分のみを綺麗に取り外し用意しておいた部品に交換をさせて頂きました。
使用した液晶は中古ガラスになりますが、傷などもなく非常に状態の良い部品で対応する事ができております。
iMacの液晶交換、ガラス交換にかかった納期は?
通常部品には新品、中古がありますが、今回は予算の関係や年式を考えて中古部品の選択となりました。
偶然にも在庫がありましたのですぐに作業に入る事ができましたのでお預かりした当日に修理は完了しております。
iMacの液晶割れ、ガラス割れにかかる修理代金は?
今回の修理に限っては中古部品を使用したこともありますので全て込みの金額で1万円台です。
iMacの修理で液晶に関するトラブルは高額になる可能性があるので注意が必要です。
特に高年式になってくると5万円オーバーというのは良くある話です。
iMacにはガラス交換だけができないモデルもある!
【2018/4/3 更新】
最下部に液晶ごと交換が必要なiMacの修理実績を掲載しました!
今回修理をしたiMacはガラス交換だけで対応ができました。
ですが、ガラスにヒビ、亀裂が入ってしまった場合にガラス交換だけではなく液晶交換までしなくてはならない機種もありますので画像で説明したいと思います。
以下の画像は先ほど紹介した今回のiMacのズームショットになりますが、保護ガラスの外側にアルミボディ(シルバー)がある事がわかります。
この場合はガラスと内部の液晶が分かれておりますのでガラス交換のみ、液晶交換のみといった修理は可能です。
以下の画像は2011年のiMacになりますが、上記のモデルと比較すると先ほどのように液晶周りまでアルミボディで覆われておりません。
この場合も上記のiMac 2009と同じようにガラス交換、液晶交換ができますので無駄のない修理は可能となっております。
2012年以降に発売されたiMacは以下のような形状がほとんどですが、このあたりのモデルからDVDドライブがなくなりました。
液晶の構造も以前と大きく異なり、4K、5KといったiMacが登場し、本体の厚みもだいぶ薄くなっているのが特徴です。
このiMacの場合はガラスと液晶が一体になっているために、ガラスだけが割れている、液晶だけが割れているといった場合でも液晶全て交換になりますので、以前のiMacに比べると費用は高くなっております。
今後発売されるiMac Proなど27インチ5Kモデルなどになってくると5万円から10万円といった超高額な修理費用になってしまう事は間違いありませので注意が必要です。
iMacの液晶を故障させない、対処方法
あくまでも転倒による対処方法ですが、iMacは本体背面にある衝立1つでバランスを保っております。
20インチ、21.5インチなどiMacとしては少し小さめモニターの場合はそこまでですが、23インチ、27インチになるとモニターの重量も重くなってきますね。
長年使用していると背面の衝立を固定しているネジが内部で緩んできてしまうために画面の角度を変えようとしても自分の思っている角度にならない経験はないでしょうか?
もしそのような場合は一度メンテナンスをされた方が良いです。
当社では今までに数多くのiMacの液晶交換をしてきましたが、故障してしまった方の9割が店頭によるトラブルです。
iMacの場合は持ち運ぶ事がないためにほぼ同じ位置に固定していると思いますが、足を固定するなど地震対策をされた方が良いです。
当社にはiMac27 5Kモデルがあるのですが、以前よりネジが緩んできているのはわかっていたのですが、少しの地震だけで床に落下してしまい液晶が割れてしまいました。
修理をするのに部品代だけでも5万円以上かかっておりますので高額な出費ですね。
今回の修理例のように中古パーツで対応ができる機種でしたらあくまでも予算内で直す事ができるかもしれませんが、比較的新しい機種になってくると中古パーツの入手が非常に困難な為に、思ってもいなかった出費になってしまう事も想定できますのでiMacの画面を故障させないようにしたい所ですね。
【2018/4/3 iMac 修理実績更新】
iMacはガラス交換だけできるモデル、できないモデルがありますが、以下のimac A1418はガラス割れの場合でも液晶ごと交換が必要です。
また、ガラスが割れていなくても液晶の表示不良がある場合も同じく液晶ごとの交換が必要です。
【 お問い合わせ内容 】
液晶のチラツキがあり、放電やPRAMクリアなどをしても治らない。
下半分が映らず、紫のブロック状。画面全体がチラついている。
とのことでした。
以下の画像はiMacをお預かりした時になりますが、画像ではわかりづらいです。
よく見ると横幅3cm程度の薄い縦線が等間隔に入っている事がなんとなくわかるかと思います。
iMacで等間隔に線が入ってしまう場合はグラフィックボード故障の疑いがありますが、液晶交換をしてみてどうなるかといったところです。
iMac A1418の液晶交換をさせていただきましたが、正常に表示されるようになりました。
ですので今回のiMac A1418はグラフィックボードには問題がなく、液晶の故障である事がわかります。
iMac A1418は薄型モデルのiMacになりますが、ガラスと液晶パネルが一体になっている為に同時交換となります。
ですのでガラスにひびや亀裂がなくても交換しますので割高感はありますね。
以前よりは部品の仕入れ価格も下がってきておりますのでメーカーの修理価格に比べるとかなり安く修理ができるようになったモデルです。