DELL Vostro 5301のヒンジ修理 正常に開け閉めができない故障

DELL Vostro 5301 ヒンジ故障の修理事例:画面支持の要パーツを丁寧に補修して快適な開閉を復活

DELLのノートパソコンVostro 5301で「ヒンジ故障」のご相談をいただき、今回パソコン修理の依頼を承りました。
Vostro 5301は軽量化や薄型化が進んでいる最近のノートパソコンの一つですが、その反面ヒンジ周りの部材が従来よりも薄く、強度が下がるケースも珍しくありません。
近年の薄型ノートではヒンジが左右のフレーム全体を支える形状ではなく、下側だけで固定されている構造が多く、どうしても衝撃や負荷が加わると根元が破損しがちです。

以下ではVostro 5301のヒンジ補修を実際に行った修理実績をご紹介します。
同じように「ヒンジが浮いて閉じられない」「画面を開くと中身が飛び出てくる」といったトラブルでお困りの際は、ぜひ修理の参考にしてみてください。

DELL Vostro 5301のヒンジ修理実績

【故障のお問い合わせ内容】
左側のモニター左下が破損し、ヒンジ部分が飛び出ている状態になっている。
電源オン・オフや画面表示などPC本体の機能自体は問題なく使えるが、開閉の際に不安定で壊れそう。

Vostro 5301 ヒンジ故障

今回のVostro 5301は左側ヒンジが飛び出すほど破損しており、ディスプレイを支える構造が大きく損なわれていました。
実際に届いた状態は、ヒンジ周りが完全にはまらず浮いていて、画面の開け閉めが困難な感じでしたが、液晶そのものは割れておらず表示には支障がないという状況です。
そこで、まずは本体を分解してみて「ヒンジの破損箇所」と「ベゼルや裏蓋との接合部の損傷状態」を確認し、補修が可能かどうかを調べることにしました。

分解後の調査結果、ヒンジの根元(鉄部分)は運良く折れておらず、カバー側(プラスチックパーツ)が外れてしまっているパターンでした。
このような症状は、ヒンジの土台が左右どちらかのプラスチック台座から外れてしまい、その結果「液晶とキーボードの本体を支える構造」が崩れていることが多いです。
当店ではボンド補修や樹脂補強、場合によっては板金(溶接)などを組み合わせて強度を元に戻す対応を行います。今回の場合も、金属ヒンジ自体は曲がっていなかったため、パーツ補修と接着による修理が成功する見込みが高いと判断しました。

最終的にヒンジを固定し直し、浮いていたカバー部品がしっかりとハマるようボンド補修を実施。
固めるのに数日程度時間がかかりますが、修理後の検証として画面を何度も開閉して問題ないことを確認。その結果、問題なく開け閉めができるようになり、見た目上もほぼ元通りの状態に戻りました。

DELL Vostro 5301のヒンジ修理にかかった日数・工数

ヒンジ補修はパネル交換よりも手間がかかるケースが多く、今回も合計4日かかりました。
特にボンドを用いた補修の場合、硬化の待機時間やパーツ再組み立ての調整作業などに時間を要します。
ご依頼いただく方は「部品さえ手に入れば即日直せる?」と聞かれることがありますが、ヒンジの破損の程度によってはその日に終わらないこともありますので、余裕を持ってご依頼ください。

当店では、完全にヒンジが折れたケースでも、金属溶接や他パーツを流用するなど、できる限り安価で補修する方法を検討いたします。ただし損傷が激しい場合は、新品カバーの取り寄せや上半身パネル交換が必要となるケースもあるため、状況次第で修理方針が大きく変わります。

DELL Vostro 5301の買取も可能

当店はパソコン修理店になりますが、DELL Vostro 5301の買取も行なっております。
今回のようなヒンジ故障や外装破損がある状態で通常の買取店に査定をお願いすると、ジャンク扱いになり想像以上に低い買取価格となることが多いです。
当店では、ヒンジや液晶などの「修理用パーツ」として再利用できる可能性を考慮して査定しますので、他店よりも高価買い取りができる場合が少なくありません。減額でお悩みの場合はぜひ一度当社での査定をご検討ください。
修理を行わず処分を決めた時にも、買取依頼が可能です。

 


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