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2024年現在MacのノートパソコンはAppleシリコンM3まで発売されております。
スティーブジョブズの時代は数年に一度のアップデート(新作発表)でしたが、現在のCEOになってからはほぼ毎年のように新しいMacBook Air、Proが発売されてるような印象です。
一般的に新しい製品が発売されることはユーザーにとって嬉しいことと思いますが、修理店からすると結構大変です。
その機種にあった修理方法を習得する必要があるので時間もお金もかかります。
新しいMacを購入し特に故障などなく使えるのが一番良いことですが、やはり機械ものなので必ずどこかのタイミングで故障することはあると思います。
MacBookを仕事で使っている方も多いと思いますが、気になる部分としては修理料金と期間ではないでしょうか?
この記事では主に修理にかかる期間、時間に関して修理店目線で解説をしていきたいと思います。
MacBookは故障した箇所によって修理期間は異なる
MacBookは壊れてしまった箇所によって修理期間は異なりますが、MacBookの内部には色々なパーツがありますので以下で詳細の確認をしていきましょう。
画面交換にかかる修理の期間
当社で最も修理の依頼をいただくのが画面に関する故障です。
液晶割れ、ひび、亀裂がある場合は液晶パネル交換もしくはアセンブリ交換が必要になりますが、修理にかかる期間としては最短即時修理から対応は可能です。
部品のストックをしていることも多いために、宅配便を使った修理でも日数はあまりかからない印象です。
キーボード交換にかかる修理の期間
キーボードの一部が効かない、もしくはキートップが外れている場合は基本的にはキーボード交換が必要になりますが、こちらに関しても最短即日修理から対応は可能です。
ただし、水没などによるキーボードの不具合の場合はキーボード交換以外に作業が必要になる可能性もあるために、分解をしてみないとはっきりした期間時間は不明です。
SSD交換にかかる修理の期間
SSD交換が必要になるケースとしては基本的には起動がうまくできないといった場合です。
作業自体はそこまで時間がかかるような内容ではないのですが、起動できない原因がSSDなのかは分解をしてパーツ交換をしてみないとはっきりしたことが分かりません。
ですのでMacBookをお預かりした時には概算での期間しかお伝えすることは難しいと思います。
ロジックボード交換にかかる修理の期間
ロジックボードはMacBookの最重要パーツとなりますが、どのような不具合なのかで大幅に修理期間は異なります。
電源が入らない、電源は入るが画面が映らないなど色々な症状でロジックボードの不具合は関係してきます。
ですので、分解調査をしてみないと機関としては分かりません。
FAN交換にかかる修理の期間
FAN交換が必要になるパターンとしては、MacBookの発熱、またはFANが回転しないと言った場合です。
裏蓋を開けてすぐに動作チェックができる機種もあれば、ほぼ全バラしの状態まで行わないとFAN交換ができない機種もありますが、部品の在庫があればあまり時間がかからない内容です。
スピーカー交換にかかる修理の期間
MacBookの音が出る場所というのがスピーカーになるのですが、片方だけ音が出ない、スピーカーから音割れしていると言った場合にスピーカー交換が必要になるケースが多いです。
部品の在庫があれば比較的早い時間(期間)で直すことができる内容です。
バッテリー交換にかかる修理の期間
MacBookの電源が入らない、劣化している、バッテリーに「修理サービス推奨」と表示されている場合に交換になるケースが多い内容になります、部品のストックがある内容でしたら比較的早い修理時間で直すことができている内容です。
MacBookで即日修理ができる条件
MacBookが壊れた時に1日でも早く手元に戻ってくれれば、、と思われる方は多いと思いますが、当社の場合はMacBookを店舗まで持ち込みをしていただければ最短即日修理で対応することも可能です。
ただし、即日修理には条件があります。
まず根本的な事といえば、壊れている場所が特定できること、部品の在庫があることです。
例えば、MacBook Air M1 A2337(2020年モデル)で、画面に亀裂が入ったので修理をお願いしたいと言った問い合わせがあったとします。
この時点で使う部品とすれば液晶パネル交換になるのですが、部品の在庫確認をし、来店できる時間が合えば即日修理2時間程度で直すことは可能です。
実物を見ていないので100%即日修理ができるかは分かりませんがそこは今までの経験上で判断させていただいております。
宅配修理の場合は遠方からの依頼が多いために即日修理ですぐにお渡しすることは難しいと思いますが、部品の在庫がある時に依頼があれば修理にかかる期間や時間は1日から3日と比較的早い段階で直せていることは多いです。
修理期間が長くなる可能性がある故障内容
MacBookにも色々な故障パターンがあるのですが、最も修理期間が長くなってしまう可能性があるのが水没による故障です。
ただし、水没をしても電源が入る状態と、完全に電源が入らない状態で内容は異なり、完全に電源が入らないパターンは一番重症のために修理期間は長くなってしまう可能性が出てきます。
どこまでのパーツが水没し、どのパーツが正常に機能しているかなどのチェックが必要になってくるのでアナログ的な内容になりますが、MacBookをお預かりした時点で修理期間の伝達が難しいです。
正規店と民間の修理店でMacBookの期間の違いは?
Apple Storeと民間の修理店で比較をした場合ですと修理期間は大きく異なります。
修理の受付から完了までの一連の流れは同じと思いますが、メーカー系の場合は基本的に即日修理をしてくれる店舗はないと思います。
ヤマダ電機、ノジマ、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオンなどの大型家電量販店も同様にMacBookの即日修理はしていないと思います。
逆に民間の修理店の場合は最短即日修理から対応してくれる店舗も多いために、MacBookの修理期間をできるだけ短くしたい場合は民間の修理店、時間は特に気にしていないといった場合は正規店に相談をするのが良いと思います。
まとめ
今となってはMacBook Air、Proを所有されている方は右肩上がりで上がっている印象を受けますが、修理期間を短くしたい場合はまずはお近くの修理店に相談をし、だいたいの日数を把握することが重要です。
数週間かかるということであれば一度当社の方までご相談くださいませ。