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Frontier FRGN710:左上面角付近の液晶割れも液晶パネル交換で回復【修理事例】
ノートパソコンは軽量コンパクトで持ち運びしやすい反面、ディスプレイ部分が衝撃に弱いという特徴があります。
今回ご紹介するのは、埼玉県にお住まいのお客様よりご依頼をいただいた、「Frontier FRGN710」の液晶割れに関する修理事例です。
お問い合わせ内容によると、「左上面角付近の液晶が割れてしまい、その部分が映らなくなった」とのこと。
現物を拝見すると、ディスプレイ左上の一部がカラフルな線や黒い帯に覆われており、正常に表示されない状態でした。
このようなケースでは、液晶パネル交換が唯一の解決策となるため、作業を実施して元通りの表示を取り戻すまでの経緯を詳しくご紹介します。
1. 依頼内容:左上の角が割れて映らない部分がある
まずはお客様からのメッセージを振り返ります。
「ノートパソコンを開いた時に、左上の角付近を強く押さえてしまったかもしれない。気づいたらそこから画面にヒビが入って一部が映らなくなった」とのことでした。
ノートPCの画面は非常に薄いガラス層と液晶層で構成されており、画面の縁や角に力が加わるとひび割れが生じやすいです。
今回のFrontier FRGN710も、まさにそういったアクシデントで液晶が割れ、液晶漏れや表示不良を起こしていると推測されました。
一般的に、画面割れ=物理的な破損ですので、ドライバの更新やOSの再インストールでは改善しません。
液晶パネル内部の層が壊れているため、パネルそのものを交換する以外に根本的な解決策はないのです。
2. 修理前の状態:左上付近にひび割れと表示不良
下の写真が修理前の状態です。
左上角周辺に縦方向の線が数本走っており、その部分が黒くなったり、白く光ったりして正常な表示をしていません。

写真を見ると、Windowsのログイン画面は一応表示されていますが、左上部分には明確な損傷が確認できます。
放置すると液晶割れが広がり、さらに大きな表示不良や真っ暗になる範囲が増える可能性もあるため、早めの修理が望ましい状況でした。
3. なぜノートPCの角が割れやすい?
ノートパソコンの液晶画面は、角や縁の部分が最も衝撃を受けやすい箇所といわれています。
理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 構造上の弱点:
ベゼル(ディスプレイ周囲のフレーム)とパネルの隙間に衝撃が加わると、ガラス層に力が集中しやすい。 - 無意識に掴む場所:
ノートPCを開閉するとき、片手で角を持ったり、指先で角を押さえてしまうケースが多い。 - 衝撃や落下:
角から床に当たる落下事故だと、画面全体ではなく角に集中して破損することが多い。
こうした状況を避けるためにも、ノートパソコンを開閉する際は両手で行う、片手で持ち運ばないなど、日頃の扱いに注意するのが大切です。
4. 修理方法:液晶パネル交換の流れ
液晶が割れている場合、パネル交換が必須となります。
一般的なノートPC修理の流れは下記のとおりです。
- 電源を落としてバッテリーを外す
感電や内部ショートを避けるため、PCの電源をオフにしてACアダプタやバッテリーを取り外します。 - ベゼル(フレーム)の取り外し
画面周囲のプラスチック部分を、専用工具を使って丁寧に外します。力の入れ方を誤ると爪が折れたりベゼルが割れたりするため要注意。 - 液晶パネルの固定ネジを解除
パネルを少し浮かせ、裏面にあるコネクタを露出させます。 - コネクタの取り外しとパネル交換
ケーブルを慎重に外し、破損したパネルを除去。新しいパネルを装着し、コネクタを確実に接続します。 - 動作確認・ベゼル戻し
電源を入れて映像が正常に表示されるかチェック。問題なければベゼルを元通り固定して完了。
5. 修理後の状態:画面全体が正常表示に
下記が修理後の写真です。
左上部分に存在したヒビや黒い帯がきれいに消え、Windowsのログイン画面が全面にわたってクリアに映っています。

内部ハードウェア(HDD、SSD、メモリなど)に問題がなければ、データやソフトウェアはそのままで修理が完了します。
「画面割れで使えない」と思って買い替えを検討する方も多いですが、液晶交換だけで元の環境がそのまま使える場合が多いのです。
6. 画面割れを防ぐための対策とポイント
ノートPCの液晶破損は突然訪れるトラブルですが、以下の点を心がけるとリスクを下げることができます。
- 開閉は両手で:
片手で角を押さえて開閉すると力が一点に集中しやすく、割れの原因となります。 - 机の上に物を放置しない:
ペンやUSBメモリなどをキーボード面に置いたまま閉じると、液晶を挟んでしまう可能性があります。 - 移動時は専用ケースを使用:
カバンの中で他の荷物と衝突しないよう、クッション性のあるケースに入れて持ち運びましょう。 - 衝撃や落下を防ぐ:
机や膝からの落下事故が起きないよう、置き場所や持ち運び方に注意します。
また、ヒンジ部分の異音やガタつきを放置すると、開閉時に画面へ無理な力がかかることもあるので、早めのメンテナンスや点検がおすすめです。
7. 修理費用の目安
一般的な15~15.6インチクラスのノートPC液晶交換は、部品代+作業料で数万円程度が相場になることが多いです。
在庫状況やパネルの解像度によって価格や納期が変動するため、事前に見積もりをとって確認すると安心です。
8. まとめ:Frontier FRGN710 の左上角割れも液晶交換で解決
今回の修理事例では、埼玉県のユーザー様より「左上面角付近の液晶が割れて映らなくなった」という問い合わせを受けたFrontier FRGN710を、液晶パネル交換によって正常な表示に復旧しました。
液晶割れは物理的な破損であるため、ソフトウェア的な対策では一切改善しませんが、パネルを交換すればデータやアプリをそのまま維持した状態でパソコンを再び使えるようになるケースが大半です。
もし同様に「画面の端が割れてカラフルな線が入った」「一部が真っ暗になって見えない」といったトラブルが起こった際は、買い替えを急ぐ前に修理を検討してみてください。
当店ではFrontierを含む多数メーカーのノートパソコン修理を受け付けており、宅配修理や店頭持ち込みなどさまざまな方法で対応しています。
液晶割れが疑われる場合、早めの対処がさらなる破損拡大を防ぐカギです。
ぜひお気軽にお問い合わせいただき、最適な修理プランを提案させていただきます。








