パソコンの部品持ち込み失敗のパターンを紹介

当社はパソコンの液晶修理をメインに行なっている会社になりますが、当社で部品を用意し修理をさせていただく一般的な方法と、お客様で部品を用意していただく持ち込み修理のパターンがあります。
パソコン修理店で持ち込み部品に対応している店舗もあまり多くはないと思いますが、当社では対応しております。

自分でパソコンの部品を用意し作業工賃のみで対応することができれば最安値でパソコン修理ができるのですが、その反面リスクもつきものです。

パソコン修理 持ち込み部品

修理依頼のあった機種はASUS VivoBook Flip TM420Iになります。

分かりやすくするために液晶割れをしたパソコンの上に持ち込み部品をされた液晶を重ねて置いてあります。
違いがわかりますでしょうか?

液晶の下側に「ASUS」というロゴがあるのが持ち込み部品、「ASUS VivoBook」と記載があるのが、元の液晶です。
この時点で持ち込み部品が失敗している事はすぐにわかりますが、右上の角を見るとよくわかります。
純正の液晶パネルの角が角張っているものに対し、持ち込み部品が丸みを帯びております。
仮に液晶パネルが映るようになったとしても、部品を収めることができないために交換はできませんね。

今回のパソコン修理の場合はお客様に事情の説明をし、当社で部品を用意することになりました。

液晶パネル交換をさせていただきましたが、問題なく部品は納まり正常表示されるようになりました。
画面にモザイク処理をしておりますが、個人情報がありますので隠しております。

今回のVivoBook TM420Iは液晶パネルが特殊になっておりますので、修理をそのまま依頼する場合は比較的高額になります。
ですので、自分で部品を用意すれば安く直せる!と思うこともありますが、特殊な液晶は修理店でも探すのが困難ですので、結構失敗してしまう可能性はあると思います。
部品の仕入れに失敗すると返って高額な修理代になってしまいますが、リスクを取ってでも安く直したい場合はチャレンジもありですね。

当社で部品持ち込みを希望される方で、どの部品を購入すれば良いのか?と相談を受けることがありますが、当社ではアドバイスできませんのでご了承くださいませ。
1つだけアドバイスをさせて頂くとすれば、パソコンの機種名、型番だけで部品を探すと、今回のように失敗する可能性があります。
パーツには部品番号があり、分解をしてみないと使われている部品がはっきりとわかりません。
同じパソコンの型番でも液晶のコネクターが30ピンの場合もあれば40ピンの場合も存在します。
ですので、自分で部品の手配をする場合は分解をしてみないと失敗する可能性がありますので、注意が必要です。

 

 

パソコン買取り