パソコン画面がぶれる原因と修理事例を徹底解説!液晶交換で直るケースが多数
パソコンを使っていると、突然画面がぶれたりチラついたりして、作業に支障が出ることがあります。
まるで映像が上下や左右に揺れるように感じられたり、文字や画像が二重三重に見えてしまう現象です。
「机の上からパソコンを落としてしまった」「ペンを挟んだまま蓋を閉じた」「いつのまにか画面が線だらけになった」など、さまざまなきっかけで発生するこのトラブル。
本記事では、画面がぶれる原因や実際の修理事例、修理のポイントを詳しく解説していきます。
もし同じ現象でお困りなら、ぜひ参考にしてください。
1. 画面がぶれる原因は大きく分けて3つ
画面がぶれる・ちらつく原因はハードウェア側の不具合が多く、主に以下の3つの要因が挙げられます。
- ディスプレイ(液晶パネル)自体の故障
- 液晶ケーブルの断線や接触不良
- マザーボード(グラフィックチップ含む)の故障
稀に、グラフィックドライバーやOSの不具合で画面表示が乱れるケースもありますが、大半は上記3つのどれかが原因です。
パソコン本体を動かしたり、衝撃を加えたりすると一時的にぶれが直ることがありますが、それは「叩いて直った」ように見えるだけで、根本解決にはなりません。
1-1. ディスプレイ自体の故障
液晶パネル内部には映像を制御する基板があり、そこが損傷すると画面がぶれる・線が入る・チラつくなどの症状が出やすくなります。
「机から落とした」「ディスプレイを強く押した」「ペンを挟んで蓋を閉じた」など、外部からの衝撃がきっかけでパネル基板が壊れてしまうケースが非常に多いです。
この場合、液晶パネル全体の交換が最も確実な修理方法となります。
1-2. 液晶ケーブルの故障
ノートパソコンのディスプレイとマザーボードをつなぐ液晶ケーブルが断線・接触不良を起こすと、特定の画面角度や少しの衝撃で画面が乱れるといった症状が出ます。
実際に分解してみないと、液晶パネルの故障かケーブル故障かを完全には切り分けられないケースが多いため、「映像がぶれるのはケーブルの問題かな?」と自己判断するのは危険です。
修理店での精密検査が必要になります。
1-3. マザーボード(グラフィックチップ)の故障
パソコンの心臓部であるマザーボード(特に映像処理を司るグラフィックチップ)が壊れると、画面の乱れやぶれ、線が入るなどが起こります。
マザーボードの故障は液晶パネルやケーブルより厄介で、修理費も高額になりがちです。
メーカー修理では丸ごと交換となり、5万円以上の見積もりになることも。一方、民間修理業者では基板の補修作業を行い、費用を抑えられる場合がありますが、症状によっては1〜2週間以上かかるケースもあります。
2. 画面がぶれる場合の修理事例
ここからは、実際に修理依頼を受けた事例を紹介します。
いずれも液晶パネル交換のみで改善したケースですが、症状の経緯や故障部位はそれぞれ異なります。
2-1. 東芝ノートパソコン(型番不明):画面がぶれてアイコンが反転
問い合わせ内容:「普通に使用中に急に液晶の3分の1が暗くなり、画面がぶれ始めた。
叩いても直らない」
宅配便で当社に送っていただき、電源を入れると、確かに画面の一部が暗く、下側が反転して映る状態でした。
まずは外部ディスプレイに接続すると、そちらでは正常に表示されることを確認。
そのため、マザーボードやOSではなく液晶パネル側の不具合と判断し、ディスプレイを交換することに。

修理前:画面がぶれ、アイコンが反転表示されている。
交換後はぶれや暗さが消え、アイコン表示も通常に戻りました。
修理にかかった費用は2万円台で、メーカー修理(5万円以上)と比べて半額以下で済んでいます。

修理後:液晶パネル交換だけで完治。
2-2. 富士通 LIFEBOOK AH77/B3:画面中央に横線が入り、ぶれる
問い合わせ内容:「画面中央付近に横線が入りぶれる。数日後、右側に縦線も入り、下半分がチラつき始めた」
分解する前に外部モニターを使って確認したところ、外部側は全く乱れなし。
この時点で液晶パネルかケーブルに故障原因が絞られましたが、最終的にパネル交換で症状が改善しました。
部品在庫があったため修理時間は20分ほどで終了。
修理費用も液晶交換のみで済み、データには一切触れずに修理できたのでお客様も即日で受け取れました。

修理前:画面に横線・縦線が入り、下半分がチラつく。

修理後:液晶パネル交換でぶれ・線が完全に解消。
2-3. 富士通 LIFEBOOK AH53/X FMVA53XW:右上の亀裂が原因で画面がぶれる
問い合わせ内容:「パソコンを閉じるときにペンを挟んだままにしてしまい、液晶画面右上角が割れた。しばらくは見えていたが、画面全体がぶれだし使用困難に」
到着したパソコンを確認すると、右上に亀裂があり、画面全体が揺れて読み取れない状態に。
LCDパネルを交換したところ、映像は通常通り映し出されるようになり、ぶれも一切なし。
データにも影響がないため、修理後すぐに作業に復帰できました。

修理前:画面右上の亀裂が原因で全体がぶれる。

修理後:液晶交換により正常表示が復活。
3. 自分でできる故障判定のポイント
画面がぶれる症状が出たとき、すぐに修理に出す前に以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 外部モニターに映す
HDMIやDisplayPortなどを使い、別のディスプレイやテレビにつないで表示を確認する。- 外部側では正常映像:液晶パネルまたはケーブルが原因の可能性大
- 外部側でもぶれる:マザーボードやグラフィックドライバ、OSなどの可能性
- パソコンを衝撃から保護
机から落ちたり、画面を強く閉じたりしていないか再確認。過去の小さな衝撃が原因になっている場合もある。 - OS起動前(BIOS画面)でもぶれるか
起動時のロゴやBIOSセットアップ画面でもぶれるなら、ハードウェア不良の可能性が高い。
4. 修理の流れ・費用の目安
画面がぶれる症状を修理する場合、多くは液晶交換が必要ですが、まれにケーブル交換やマザーボード修理が必要になることもあります。
以下は一般的な費用の目安です。
- 液晶パネル交換:2万円〜4万円台が中心
- ケーブル交換:1.5万円〜3万円台が多い(部品入手性次第)
- マザーボード修理:2万円〜6万円以上(故障箇所による)
メーカーに依頼すると「上半身丸ごと交換」など高額になりがちですが、民間の修理業者ならパーツ単位で交換し、費用を抑えられる場合があります。
また、修理期間も業者によっては最短即日〜数日で完了するケースもあるので、見積もりを複数社取って比較してみるのが賢明でしょう。
5. まとめ:画面がぶれる症状は液晶交換で改善することが多い
パソコンの画面がぶれる症状の大半は、液晶パネルか液晶ケーブルの故障が原因であり、パネル交換を行えば解決できるケースが多く見受けられます。
マザーボード故障の場合は修理が複雑かつ高額になりがちですが、「外部モニターで正常に表示されるかどうか」をチェックすれば、ある程度原因を切り分けられます。
万が一「自力では故障箇所を判断できない」という場合でも、経験豊富な修理業者に依頼すればスピーディーに調査・修理してもらえます。
大切なデータが入っている場合は修理前のバックアップを忘れずに。液晶交換だけならストレージには手を加えないため、データ消失のリスクも低いです。
画面のぶれを放置すると、さらなる故障につながる可能性もあるので、早めに専門家へ相談することをおすすめします。









