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MacBook Air M2 15インチ(A2941)の液晶割れ・表示不良を修理!パネル交換だけで安く抑える方法を解説
Appleが2023年に投入したMacBook Air M2 15インチ(A2941)は、大画面ながらも軽快なパフォーマンスを誇る新世代モデルです。
しかし、大きな画面を持つがゆえに、ちょっとした衝撃で画面に亀裂やひびが入るトラブルに見舞われることもあります。
そこで本記事では、実際に当店で行ったMacBook Air M2 15インチの液晶割れ(内部に線・表示不良・亀裂など)を、アセンブリ交換ではなくパネルのみ交換で対応した修理事例を紹介。
修理費を少しでも安く抑えたい、データをそのまま残したいという方に向けて、分解手順・作業日数・費用目安などの情報を詳しく解説します。
実例:MacBook Air 15インチ A2941を軽く挟んでしまい液晶に線・亀裂が発生
【故障のお問い合わせ内容】
「充電ケーブルを画面と本体の間に挟んでしまい、左下隅に細い線が入ってしまった。外装に目立つヒビは見えず、一応操作はできるが、画面の左端と下端に色の線が出て気になる。」
写真で確認すると、左側と下側に走る細い線が出ており、強い衝撃ではないにせよ内部が微妙に破損している状態です。
M2チップ搭載の15インチAirは登場してから日が浅く、交換部品の在庫や修理店がまだ少ない傾向がありますが、当店ではパネル単体で修理を行うため、高価なアセンブリ交換より安く修理できる可能性があります。
分解:液晶パネルだけを交換するためのステップ
1. 背面カバーの取り外し
まずは本体を裏返しにし、底面にある特殊ネジを外していきます。
M2 MacBook Airは内部レイアウトが変わり、以前のモデル以上に分解時に注意が必要です。
ネジの数も非常に多く、作業を急ぎすぎるとケーブルを傷つけるリスクがあるため慎重さが求められます。
2. ロジックボードやフラットケーブルを外す
裏蓋を開けると、ロジックボードやバッテリー、さまざまなフラットケーブルが並んでいます。
液晶(ディスプレイ)を分離するには、これらを一つひとつ外していく必要があり、誤ってコネクタを破損すると電源が入らなくなる恐れも。
M2チップ搭載モデルではパーツの配置がさらに緻密になっているため、従来機種より注意が必要です。
3. 液晶上半身を取り外し
ディスプレイヒンジ部分のネジやケーブルを外して、液晶上半身だけを本体から分離します。
この工程はアセンブリ交換をする場合と同じですが、当店ではさらにここからパネル単体を交換するため、分解が続きます。
4. パネルの取り外し
現行のMacBook Air液晶は非常に薄く、内部にフィルムやアクリル板など複数の層が重なった構造。
ここを慌てて分解すると、ホコリや指紋で画面に目立つ痕跡が残ってしまうため、エアダスターやクリーニングツールを駆使しながら慎重にパネルを外します。
5. 新しいパネルを装着し、組み立て
取り外した破損パネルを新しいパネルと交換し、埃や異物が入らないように注意しつつ元の状態に組み直します。
ネジやコネクタをすべて戻し、ロジックボード・バッテリー・フラットケーブルを正しく接続したら液晶全体が綺麗に表示されるかをテストします。
分解後の完成品:液晶が綺麗に映るMacBook Air 15
上の写真は液晶交換後の起動画面。先ほどのように線が走ることもなく、パネル表面に亀裂やヒビが見当たらない状態へと復旧しています。
液晶パネルのみの交換なら、Mac上部(アセンブリ)全交換よりも費用をかなり抑えられる可能性があり、またデータに影響しないため初期化も不要。
修理後はすぐに普段どおり使えます。
修理期間と費用の目安:MacBook Air M2 15インチ A2941
当店の修理では、パネルさえ在庫があれば1〜2日程度で作業完了が可能です。
ただ、M2モデルの部品で在庫切れの場合、海外取り寄せとなる場合は部品到着まで1週間〜2週間ほどかかることも。
作業時間は分解〜交換〜組立とテストを含めて2時間ほどですが、圧着作業やクリーニングにやや時間を要するケースもあります。
費用は新品パネルを使うか、在庫状況、時期により変動しますが、アセンブリ交換より低価格に直すことがほとんど。
新品交換の場合でも、メーカー公式の高額見積(10万円超え)と比べ、パネルのみ交換なら数万円近く安く抑えられる可能性があります。
壊れたMacBook Air M2 15インチ(A2941)の買取も対応
当店はパソコン修理だけでなく、故障したMacBook Airの買取にも力を入れています。
液晶割れ、キーボード故障、バッテリー不良などのMacを普通の買取店へ持ち込むと「ジャンク扱い」になり、大幅に低い査定になることが多いですが、当店なら部品の価値をしっかり評価し、高めの買取価格になる可能性があります。
修理費用や買い替えを天秤にかけて迷っている方は、一度無料査定を依頼してみるのもおすすめです。
まとめ
MacBook Air M2 15インチ(A2941)で液晶割れや亀裂、画面に線が走るなどの表示不良が起きても、上半身丸ごと交換せずに液晶パネルのみを交換できる修理店を選べば、費用を抑えつつデータを温存したまま復旧できます。
ただし、M2モデルは分解難易度が高く、国内外でもパネルの流通量が少ない状況。
修理依頼の際は、事前にパーツ在庫や見積もりを問い合わせるのがスムーズです。
万一、修理が予算に合わない場合でも、当店のように壊れたMacの買取を行う専門業者であれば、パーツとしての価値を考慮して査定できるため、買い替え選択肢としても検討可能。
「液晶割れだけでMacを買い直すのはもったいない」とお思いの方は、ぜひ一度ご相談ください。