【重要】パソコンのバックライト故障、交換について

パソコンを使っていて突然画面が映らなくなってしまった!うっすらとしか見れなくなってしまった!などの場合はバックライト交換で直ると言われているのが一般的ですが、あっている部分や間違っている部分もございます。
今回はそのあたりについて詳しく説明をしていきたいと思います。

 

バックライト交換

パソコンのバックライトとは何?自分で簡単に交換できるの?

まず、バックライトという言葉を聞いたことがない方もいるかと思いますが、わかりやすく言ってしまうとパソコンの液晶を光らせる物になります。
家庭で言う蛍光灯とバックライトは同じ意味合いを持ちますが、
家庭では「蛍光灯が切れてしまった!」パソコンでは「バックライトが切れてしまった!」という感覚かと思います。 

蛍光灯が切れてしまった場合が電気屋さんで蛍光灯を購入し自分で取り付けることができるかと思いますが、バックライトも同じでバックライトが切れてしまった場合はバックライトを交換する必要があります。
ただし家庭の蛍光灯のように簡単にバックライト交換はできないので、修理店に相談するか、自分でバックライト交換をやってみるかの2択になります。

 

画面が映らない、うっすら表示の原因はバックライト故障とは限らない

先ほど蛍光灯についてのお話をしましたが、蛍光灯がチカチカしたり切れてしまった場合はまず蛍光灯を変えてみることを優先するかと思います。
ほとんどの場合は蛍光灯を交換する事でいつも通りに正常に点灯することが予測できますが、運が悪いと蛍光灯を交換しても症状が改善しないパターンもありえると思います。

では、その場合は何が原因なのかといえば、蛍光灯ではなく蛍光灯を取り付ける根元の故障の可能性が考えられます。
パソコンで言い換えるとパソコンの液晶内部にあるバックライト交換をしても画面が映らない、うっすら表示の症状が改善するとは限りません。
ですので、その場合は詳細調査を行う必要がありますが、バックライトに関連するパーツとしてインバーターというものがございます。
インバーターは家庭で言う蛍光灯を取り付けする根元の部分と解釈していただければわかるかと思いますが、バックライト交換しても症状が変わらない場合はインバーター交換で改善することもございます。

 

バックライト交換ができる機種できない機種はあるのか?

あります。

2010年あたりにパソコンの液晶の使用は大きく変更されました。
2010年前の液晶はCCFL、2010年以降に発売されたパソコンの液晶はLEDに変更されております。

バックライト交換ができる機種はCCFLとなります。

100%LEDのバックライト交換ができないわけではありませんが、手間やコストを考えるとバックライト交換ではなく液晶交換をした方が効率は良いです。

画像はNEC LL730/Tになりますが、2009年に発売されたノートパソコンです。
症状としては画面がうっすらとなってしまい修理依頼のあった機種ですが、こちらの機種に関してはバックライト交換ができる機種となりますのでバックライト交換をすることが可能です。

 

バックライト交換をさせていただきましたが、全く見れていなかった画面を正常に見ることができるようになりました。

作業工程は省略しておりますが、ノートパソコン本体より液晶のみを取り外し、さらにその液晶を分解していくというかなり手間のかかる作業です。
一見簡単そうに思えるバックライト交換ですが、初めてバックライト交換をされる場合は3時間以上はかかる作業かと思います。

2010年以降に発売されたノートパソコンで画面が映らないトラブルに見舞われてしまった方は非常に多いかと思いますが、インターネットなどで検索をするとバックライト交換で改善するという情報も飛び交っていると思います。
ただし上記でもお伝えした通り、LED液晶の場合はバックライト交換はできないので液晶修理ができるお店をお探しに行った方が確実です。

 

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