パソコンの画面の色がおかしい場合の修理

パソコンの画面色が変?液晶劣化やタッチパネル故障が原因かも!修理事例とセルフチェック法を徹底解説

パソコンを使っていて突然「画面が緑っぽい」「赤紫色に変色してしまった」など、色合いがおかしくなって困った経験はありませんか?
一見ハードウェアの大きな故障には見えないものの、実は液晶劣化やタッチパネル層のトラブルが原因だったというケースも少なくありません。
本記事では、画面の色が異常に変化する、いわゆる「色がおかしい」状態になったPCの修理例を中心に、故障原因や自分でできる簡単な切り分け方法、さらに修理費用の相場についても詳しく解説します。
「画面がぼんやり赤い…」「色がかすんで見える…」といった不具合でお困りなら、ぜひ最後までご覧ください。


画面の色がおかしくなったノートPC修理事例

以下の写真は、富士通のノートパソコン(タッチパネル搭載モデル:LIFEBOOK FMVA77SW)を当店に修理依頼いただいた際の実例です。
色合いがズレて緑色や赤紫色に変化しており、本来の発色とまるで違う状態。
「パソコンの発色が何か変」と感じたら、ハードウェアに原因があるかもしれません。

パソコンの画面の色がおかしい

修理前の画面は上の画像のように緑が強く滲んで見え、メーカーのロゴやデスクトップの背景色が正常とはかけ離れています。
一方、修理後の画像が下になります。
色合いが鮮明に戻り、通常の青や白がきちんと表示されているのがはっきりわかるはずです。

実際は液晶パネル自体を丸ごと交換しただけでここまで元通りになります。
データやシステム設定には触らずに作業できるため、ユーザーは修理後もそのまま以前の環境で使用可能です。


液晶交換はどの部分を直したのか?

結論から言うと、ノートパソコンの液晶パネル丸ごと交換を行いました。
割れなどの見た目の大きなダメージがなくとも、パネル内部の電子回路が劣化・損傷している可能性があります。
いわゆるソフトウェア上の設定ミス(カラープロファイルなど)ではなく、本体への衝撃や長期使用によるパネル劣化が原因と考えられ、修理には部品交換が最も現実的です。


なぜ画面の色がおかしくなる?タッチパネル付き機種に多い理由

当社では数多くのパソコン修理を受けていますが、「画面色の異常」を訴えるユーザーの中で、特にタッチパネルを搭載した機種でこの症状が多い印象があります。
メーカーは富士通やNEC、また過去にはSONY(VAIO)なども含まれますが、いずれも液晶パネルの層にタッチ検知用のセンサーが内蔵されている関係か、劣化によって配線や基板が不調を起こしやすいのでは、と推測されます。
リコールが出ているわけではないようですが、タッチ対応のパネルは構造が複雑なため、普通の液晶より故障率が高い印象です。


自分でチェック!「画面の色がおかしい」時の切り分け方法

色が異常に見える場合でも、実はOSやグラフィック設定によるトラブルの可能性もゼロではありません。そこで、まずは下記の手順で自己診断してみましょう:

  1. 外部モニターに接続
    パソコンのHDMIポートやDisplayPortがあるならテレビや外部ディスプレイにつなぐ。
    もし外部側では正しい色で映るなら、液晶パネルか液晶ケーブルの物理故障が濃厚。
  2. カラープロファイル確認
    Windowsの場合「ディスプレイ設定」→「カラープロファイル」を確認して、標準設定に戻す。
  3. グラフィックドライバ更新
    まれにドライバ不具合で色が変わることもあるため、最新版にアップデート。

外部モニターで問題なく色が表示されるのに、本体液晶だけおかしいとなれば、ほぼ液晶パネルの故障です。
逆に外部モニター側も色がおかしければソフトウェアやグラフィックボードを疑う必要があります。


修理費用は?タッチ対応機種でも2万円台で直せることも

今回の富士通タッチパネル機種であっても、部品入手が可能なら大きな特注費用など発生せずに液晶交換だけで2万円台で直ったケースがあります。
しかし、機種や年式によってはタッチパネルと液晶層が一体化しており部品がほとんど流通していない場合もあるため、一概に「2万円台」と言い切れません。
特殊モデルだと海外取り寄せになることもあり、3万〜5万円以上かかるケースもあります。


2020/10/10 東芝dynabook B452/23GY 画面の色が赤っぽい修理例

本来のdynabookロゴ画面は白と黒のコントラストですが、上の画像では赤紫色の背景に水色のロゴになっており、明らかに配色が異常。
外部モニターで確認すると正常色だったので、やはり液晶パネル故障が原因と判断。
交換後は下のように正常色へ戻りました。

画面割れほど目立たないだけに、放置しがちですが、カラー表示が不自然だと作業効率も落ちるので早めに修理するのが良いでしょう。


2020/6/29 富士通 A577/R 画面が紫色になる修理例

A577/R 画面がおかしい

起動時の画面が紫がかり、白色のはずの背景が妙に赤紫かかった色合いに変化。
こちらも外部モニターは正常表示だったため、液晶交換に踏み切り、結果は下の写真のとおり綺麗な色合いに戻りました。
作業時間は約4〜5分程度の交換で完了。
修理費用はやはり2万円台で収まっています。


まとめ

パソコン画面の色が緑や赤紫っぽくおかしい場合、ソフト面の設定ミスなどを排除できれば、液晶パネルの物理故障基板の劣化が濃厚となります。
特にタッチパネル搭載モデルには似たような色変異のトラブルが多く、「使えるから大丈夫」と放置しておくと、やがて完全に映らなくなるリスクも考えられるでしょう。
とはいえ、液晶交換が可能なら2万円台で修理できる例も珍しくありません。
外部モニターで色が正常ならほぼパネル故障と言えますので、メーカーや型番を確認したうえで修理店に見積もりを依頼してみてください。
ただし、タッチパネルと液晶が一体化したモデルでは部品在庫が少なく、入手が難しいケースもありますので、早めの対応がおすすめです。

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