画面の劣化による黄ばみ、黄色表示は液晶交換が必要です!

パソコンを長年 (5年以上) 使用していくと、新品購入時に比べ画面が黄色くなってしまったり黄ばんでしまったりします。
これは最近の機種(Windows7以降)にはほとんど見られず、Windows XPやVISTAあたりのパソコンに多く見られ、以前の液晶パネルはCCFLと呼ばれ、最近の液晶パネルはLED液晶と呼ばれます。
それぞれパネルの構造が異なりますので一概に画面が黄色になってしまった場合はここの故障!とは言い切れませんが、XP、VISTAあたりのパソコンでこのような症状が出てしまった場合はほぼ劣化による内容になりますので液晶パネルの交換が必要です。

それではなぜパソコンの画面が黄色くなってしまうのか以下で検証をしていきたいと思います。

 

画面の黄ばみ、黄色表示になってしまった場合の確認方法

パソコンを使ってインターネットをする方はほとんどだと思いますが、自分のパソコンが黄色くなってきているのか確認するのはなかなか難しいです。
なぜなら毎回同じパソコンの画面を見ているために画面が黄色く劣化している事に気づかないからです。
また、画面の黄ばみに気付きやすいのは白背景の時です。

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パソコンを使う場合に背景色などを気にする事はまずないと思いますが、画面の劣化を調べる方法で一番わかりやすのはメモ帳など背景が真っ白な画面を表示させ確認する事です。
いつも見ている画面ですので黄色表示、黄ばみがあるのかすぐにはわからないと思いますが、コピー用紙(白色)などを画面横に並べると違いがよくわかると思います。
コピー用紙と比べほとんど同じ色の場合は劣化はしていないために問題はありません。
ですが、明らかに色に違いがあるようでしたら液晶パネルが劣化しているために、黄色表示が気になるようでしたら液晶パネル交換が必要となります。

パソコンのメーカー、液晶パネルの使用で若干青みがある事がありますが、それはパソコンの使用ですので特に問題はありません。

 

 

液晶パネルの構造、黄ばみ、黄色表示の理由

ノートパソコンに使われている液晶(CCFL)は外から見ると1枚ですが、分解をすると数枚のパーツで組み合わされているのがわかります。
以下の画像はパソコン本体よりパネルだけ取り外した状態ですが、本来はこのパネルにマザーボードから伸びている液晶ケーブルに接続される事により色味が出るようになっております。
今はバックライトだけを光らせた状態ですが、全く問題ない場合は白色になる部分が劣化により完全に黄色に表示されております。

画面が黄色になる理由はバックライトの劣化もありますが、最大の理由は内部にあるアクリル板がバックライトで焼けてしまっている事が黄ばみの原因です。
わかりやすく言ってしまえば焦げた色は茶色になると思いますが、その色がそのまま液晶に出ていると言った感じです。

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以下の画像は上記と同じ型番の液晶パネルになりますが、左下、右下に若干の劣化は見られます。
ですが、上記の画像と比べると一目瞭然で全体的に白色表示ですね。
この液晶パネルの場合はアクリル板に黄ばみがほとんどないために正常な色合いでバックライトが光るようになっております。
通常はこの色合いになりますのでどのくらい劣化してしまったのかわかると思います。

バックライトのみ点灯

 

 

パソコン自体が新しい型ではないためにどうしても劣化は仕方のない事ですが、それでも以前に比べると黄色表示(黄ばみ)は取れたのかな?と感じます。
古いパソコンの場合はバックライト交換をするだけで明るさを取り戻す事ができます。

パソコン修理後

 

 

【パソコンの画面が黄色になってしまった場合のまとめ】

バックライト交換だけでは根本的に黄色表示の緩和にはなりませんので、気になるようでしたら液晶パネル交換をお勧めいたします。
ですが、バックライト交換と液晶パネル交換では費用も異なりますので、黄色表示、黄ばみがあまり気にならないようでしたらそのまま使った方が費用対効果は高いですね。
液晶交換の場合も大幅な改善を希望されるようでしたら部品は中古ではなく新品部品を使った方が確実ですね。

 

パソコン買取り