DELL Latitude E6500 画面うっすら表示

先日会社様よりDELL Latitude E6500の画面がうっすらとしか表示されなくなってしまったという事でパソコン修理の依頼をしていただきました。
DELL Latitude E6500は2008年に発売されたDELLのノートパソコンになりますので今となっては約10年前のノートパソコンということになります。
テレビで地デジ化になった時にブラウンから液晶テレビに切り替わったと思いますが、最近の液晶テレビやパソコンの画面にはほとんどがLEDのバックライトが使われております。

通常パソコンの画面がうっすらとしか映らなくなってしまった場合は、バックライト故障、インバーター故障などが濃厚ですが、今回のDELL Latitude E6500は当時としては珍しく液晶パネルがLED仕様になっていたために、画面がうっすらになってしまった場合はパネル故障が原因になりますので修理の場合はバックライトやインバーター交換ではなく、液晶パネル交換が必要になります。

ただし、DELL Latitude E6500にはLED液晶とCCFL(冷陰極管)のタイプが選択できたために全てのDELL Latitude E6500が液晶交換とはなりません。

外見上は全く同じでも分解をするとどちらの仕様になっているかわかりますが、自分のパソコンの仕様が不明の場合は調査後の見積もり、もしくわ両方のお見積もりを提示させていただきます!

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画像がパソコンをお預かりし電源を入れた状態になりますが、かすかにWindowsマークが表示されている事がわかります。
うっすらとしか表示されていないためにあまりわからないと思いますが。

 

DELL E6500
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上の画像は液晶パネルを交換させていただいた状態ですが、全て液晶交換のみで症状が改善しております。
今回はDELL Latitude E6500 3台同じ症状でパソコン修理の依頼がありました。

以前使われていたバックライトCCFLの場合は使用年数により劣化が 激しいですが、 LEDのバックライトが使われている液晶の場合は画面が暗くなるような事はほとんどなく、液晶が壊れるまでほとんど同じ明るさで使っていくことが可能です。

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ちなみにDELL Latitude E6500に使われていた液晶パネルは画像の物になります。
一見普通の液晶パネルに思いますが、バックライトの構造が異なっております。

LEDバックライト 

こちらがLEDタイプのバックライトです。
コネクターがペラペラなのが特徴的で、部品入手は比較的困難です。

CCFL 液晶パネル

こちらが一般的に使われていたCCFL(冷陰極管)です。
当時使われていた9割以上がこのタイプになっておりました。
このCCFL(冷陰極管)の液晶で画面がうっすらになってしまった場合はバックライト交換のみを行う事ができるために修理料金は安くなります。

DELLの画面がいつもより暗くなってしまった場合はバックライトの劣化が考えられますのでバックライト交換を行えば明るさを取り戻す事が可能ですが、今回のようにLED液晶の場合は液晶を交換する必要がありますのでご注意ください。

DELLの液晶修理はこちら

 

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