先日NECのノートパソコンVY21G/W-5の修理をさせていただきました。
ノートパソコンのバックライト交換が必要な症状は主に以下の内容になります。
- 電源を入れしばらくするとうっすら表示になってしまう。
- 液晶画面がチカチカする。
- 起動時の画面が赤くなってしまい、しばらくするとうっすら表示になる
今回の故障内容は、 「ノートパソコン起動時の画面が赤くなってしまい、しばらくするとうっすらとしか表示になる」ですが、以下の画像を確認してください。
同様の症状は出ておりませんか？
もし出ているようであればバックライトが故障（劣化）しておりますので、修理が必要になります。
画面が赤くなる状態は2秒、3秒程度がほとんどのために写真を収めるのに苦労します。
今回は非常に良く撮れたと思いますが、正常表示の状態と明らかに違うことがわかりますね！
よくバックライト故障、インバーター故障の症状は似ているとありますが、実際のところは非常に良く似ております。
共通する部分はチカチカしたり、うっすら表示になってしまう事です。
明らかに違う部分は今回の症状のように赤くなる場合ですが、インバーターの故障では液晶が赤くなりませんので上記の画像と同じような感じであればバックライト交換が必須です。
またバックライト交換といってもできる機種とできない機種が存在し、最近のノートパソコンの液晶パネルにはLEDバックライトが装備されております。
LEDバックライト故障の場合はバックライトの交換ができないために、ノートパソコンの画面故障してしまった場合は液晶パネル交換となってしまいます。
バックライト交換ができる機種はCCFLというバックライトの物になりますが、わかりやすく言ってしまえば、少し前のノートパソコンがそうです。
Windows xp、VistaあたりはCCFLの液晶が多く使われておりましたのでバックライト交換ができる確率が高くなります。
逆に最近のOSでwindows8、windows7はLED液晶の為に液晶パネル交換になります。
お客様でバックライトがCCFL、LEDの区別を確認することはかなり難しくなりますので、当店にメーカー、機種をお知らせ頂ければこちらでお調べいたします！
以下の画像はNECのノートパソコンのバックライト交換をした状態ですが、上記の修理前の画像と比べると違いは歴然ですね。 (本来は正常表示の場合が以下の状態です。)
バックライト交換はノートパソコン修理の中でも最上位に位置する難易度と思いますが、パソコン修理店全てが行っている方法ではありません。
まずメーカーでは行っておりませんので、今回のような故障になった場合は液晶パネル交換となり、修理代金はかなり高額となってしまいます。
当店でバックライト交換を行った場合の修理代金は約2万円と液晶パネル交換の半額以下です。 本当に部品交換が必要な所だけを交換することでパソコンの格安修理が実現いたします。
今回液晶修理させて頂いたメーカーはNECでしたが、バックライト交換はメーカー問わず対応しております。
バックライトを自分で行いたい方のために参考ページを用意しておりますので興味のある方は覗いてくださいね。
