MacBook Airの液晶画面に線が入る!原因や修理費用など

MacBook Airを使っていると突然画面に線が入ってしまう事がありますが、今までの修理実績から判断するとほぼ100%故障です。

 

リセット系で直るのか?(SMC、PRAMなど)

インターネット上にはMacBook Airの画面に線が入った場合、PRAM、NVRAMのリセット系で直った!というのを目にした事がありますが、正直ほとんど直った記憶はありません。
故障の原因と修理費用について説明をしていきたいと思いますので、MacBook Airの画面に線が入った場合は参考にしてください。

画面に線が入っているがパソコンとして使うことができるようでしたら一度アップルの自己診断をするのも一つの方法です。
Apple Diagnostics (旧称 Apple Hardware Test) を使いますが、一度パソコンの電源を落としてください。
Mac に接続しているUSB関係は全て取り外しをし、再度電源を入れますが、電源を入れる際に「command」と 「D」 を押しっぱなしにします。
Appleシリコン搭載パソコンとIntel Macではやり方が異なりますので、分からない場合は公式サイトを参照してください。 

Apple Diagnosticsで診断ができる部分は限られますが、問題が出なければ液晶パネル故障の可能性が高いと思います。

 

MacBook Airの画面に線が入る場合は何が原因なのか?

  1. 画面の故障が原因で線が入る
  2. 液晶ケーブル損傷が原因で線が入る
  3. グラフィック故障が原因で線が入る

 

画面に線が入った時に確認する事とは?

画面に線が入るといっても多くく分けると1本だけ線が入っている場合と、画面全体に線が入って見れない場合に分かれます。
いずれの場合も確認するポイントとしては同じですが、まずは外部モニターを使ってどのように表示されるかの確認をしてください外部モニターとはデスクトップなどに使われるモニターであったりテレビなどで対応が可能です。
マックの種類、年式によってはHDMIケーブルがそのまま刺さらないこともありますので、その場合は変換器などを使って対処してください。

外部ディスプレイとMacの接続ができたら外部ディスプレイ側のモニターで線が入っているかの確認をし、外部ディスプレイ側では問題なく映るようでしたら液晶パネル故障液晶ケーブル故障の可能性があります逆に外部ディスプレイ側でも同じように線が入っていたり食事不良がある場合はロジックボード故障の可能性がありますので色々と調査が必要となります。
修理店に出す前に、まずは外部ディスプレイでどのように表示されるのかが最重要ポイントとなります。

 

MacBook Airの液晶画面割れ、液晶基盤の故障により、縦線、横線が入る場合

MacBook Air 画面に線

MacBook Airを落下させてしまったり、満員電車で圧迫されてしまい画面割れを起こしてしまう事があると思いますが、MacBook Airの電源を入れてみると液晶割れがあったり、画面に線が入ってしまう事があります。
このようなケースで画面に線が入ってしまった場合は原因としてわかりやすく、修理の場合は液晶交換が必要となります。
Appleや家電量販店でMacBook Airの修理を行う場合は液晶全ての交換(アセンブリ交換)になりますので、見積もりとしては5万円から10万円近くしてしまいますが、当社では液晶全ての交換ではなく、液晶パネルだけの交換をする事ができますので、修理費用は11インチで2万円台、13インチで3万円台(MacBook Air 2018は除く)となっております。
画像はMacBook Air 13インチの修理前後の写真になりますが、液晶パネルだけを交換した状態になりますが、Macで画面に線が入った修理はこちらでも確認ができます。

 

画面割れで線が入る場合もありますが、上記の画像(MacBook Air 2018)で言うと線がクロスしている部分をよくみると亀裂が入っていることがわかります。
この部分に衝撃が加わった事でディスプレイに線が入ってしまったおりますが、原因は物理的な故障になりますので液晶交換が必要となります。

液晶パネルだけを交換しておりますが、正常に画面が表示されるようになった事がわかります。
液晶割れの場合はそのまま放置しても症状は改善しませんので液晶パネル交換、もしくわ液晶交換(アセンブリ交換)が必要となります。
液晶パネルのみを交換した方が修理費用は安くなりますが、外装に大きな凹みやゆがみがあると状況次第では上半身交換になる可能性があります。

 

MacBook Airの液晶ケーブルの損傷による線が入る場合

液晶ケーブルとはMacBook Airの液晶パネルとロジックボードをつないでいるケーブルを指しますが、あまり故障する部品ではありませんが、過去の事例を確認すると、画面に線が入った原因はケーブル故障だったという事もございます。
外見上でケーブル故障と判断することは難しく分解が必要になりますが、MacBook Airの蓋を開けたり閉めたりした時にだけ線が入る場合、液晶を一定の角度にすると線が出る場合はケーブル故障の可能性がありますので交換すれば直る場合があります。
MacBook Air液晶ケーブル交換の修理費用は機種によりますが、2万円前後となっております。

新しいMacBook Airになると液晶ケーブルと液晶パネルが一体になっていることもありますので、ケーブルだけを交換することはできない場合もございます。

 

MacBook Airのグラフィック故障 (ロジックボード故障) による線が入る場合




※画像はMacBook Proです。

MacBook Airの画面に線が入った場合で結構厄介なトラブルがグラフィック故障であり、グラフィック故障で多い内容が、画面に線が入る、電源を入れても画面が真っ暗、電源が落ちるです。
この中で今回は画面に線が入る場合で説明をさせて頂きますが、
グラフィック故障でディスプレイに線が入る場合の多くは、等間隔で縦線が入ります。(画像参照)
ピンクの線が等間隔に入ったり、緑の線だったりしますが、線が入る状態で外部モニターに映してみる事である程度故障の切り分けを自分で行う事が可能です。
外部モニターに接続をして正常に映るようでしたらグラフィック故障というよりは液晶側の故障が考えられます。
もし、外部モニター側でも同じように線が入ってしまう場合は残念ながらグラフィック故障(ロジックボード)が原因です。
MacBook Airのグラフィック修理にかかる費用ですが、ロジックボード自体が修理できる場合、ロジックボード交換しか対応できない場合(重症)で変わりますが、修理ができる場合で3万円から4万円前後です。
MacBook Airのロジックボード交換が必要になってしまう場合はスペック次第となりますので調査後の見積もりとなります。

 

まとめ

液晶割れで線が入る場合は液晶パネル交換が必要となり、液晶が割れていないのに画面に線が入ってしまった場合は外部モニターに映す事である程度の故障の切り分けを自分で行う事が可能です。
MacBook Airの液晶交換を自分で行うことができれば最安費用となりますが、通常のパソコンの液晶修理とは異なり修理難易度はかなり高いために、自分で直される場合は注意してください。

またぶつけたり衝撃がなかったのに線が入るようになってしまった場合は保証で対応できる可能性もありますので、保証期間を再確認される事をおすすめいたします。
MacBook Airにも修理項目は色々とありますが、中でも液晶交換は高額な部類となりますので、できれば費用を抑えたいですね。

 

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